文豪とホロスコープ

星占い&読書好きが主に古今東西の文豪のホロスコープを見ていきます。ほか、読書感想や星占い関連について、日々のつれづれなど。

占星術と読書法について1

ブログも一年経過し、 一回、目先を変えたテーマについて考えてみたいと思います。 テーマはずばり「占星術と読書法」です。 本の読み方にも様々あります。 教科書みたいに作品の正しいメッセージを読み取ることが正解とは限りません。 多種多様な読みを追及…

文豪とホロスコープ 推理小説家編その10 アントニイ・バークリー

アントニイ・バークリーはイギリスの推理小説家です。 正式にはアントニイ・バークリー・コックスで、イニシャルを繋げるとABCになるそうです。(だいたい、アントニイ・バークリーで紹介されていますが)「名」探偵、ロジャー・シェリンガムを主人公にした…

文豪とホロスコープ 推理小説編その9 S・S・ヴァン・ダイン

お久しぶりです。 なんやかや仕事やプライベートなことが重なりまして、 ご無沙汰しておりました。 いつの間にかサイトも一周年を越えておりました。 最初の方に書いた日本作家とか、 もはや全て書き直したいという衝動で一杯ですが、 ひとまずは推理小説作…

文豪とホロスコープ 推理作家編その8 ディクスン・カー

ジョン・ディクスン・カーはアメリカの推理小説家です。密室を初めとする不可能犯罪が大好きで、「密室派の総帥」の異名を持ちます。この呼び方、超格好良い。代表作は『皇帝のかぎ煙草入れ』『帽子収集狂事件』『火刑法廷』など。また、別ペンネームのカー…

文豪とホロスコープ 推理作家編その7 エラリー・クイーン

エラリー・クイーンはアメリカの推理小説家です。実はエラリー・クイーンは一人ではなく、プロットを担当するフレデリック・ダネイ、執筆を担当するマンフレッド・リーの連名のペンネームです。二人は従弟同士だったらしいです。(ちなみにダネイとリーもペ…

文豪とホロスコープ 推理作家編その6 アイリッシュ

ウィリアム・アイリッシュはアメリカの推理小説家です。主に本名のコーネル・ウールリッチで執筆していましたが、日本ではアイリッシュ名義で書いた『幻の女』が超有名なため、ウィリアム・アイリッシュの方で知られています。代表作は『黒衣の花嫁』『幻の…

文豪とホロスコープ 推理作家編その5 江戸川乱歩

江戸川乱歩は日本の推理小説家です。横溝正史と並んで、日本の推理小説の第一人者です。細かいところは以前に書いた文章があるので、そちらを参考に。 ポーやドイルには言うことはないけれど、 乱歩には言ってやりたいことがあるので。乱歩の作品にはスリラ…

文豪とホロスコープ 推理作家編その4 ドロシー・L・セイヤーズ

ドロシー・L・セイヤーズはイギリスの女流推理小説家です。 (このLを付けることになぜかこだわったそう)同世代の作家たちと比べると知名度では若干劣りますが、イギリス推理作家クラブ第三代会長(初代はチェスタートン。ちなみに四代目はクリスティ、1年…

文豪とホロスコープ 推理作家編その3 アガサ・クリスティ

アガサ・メアリ・クラリッサ・クリスティはイギリスの女流推理作家です。その作品は世界中で読まれ続け、「ミステリーの女王」として有名です。代表作は『アクロイド殺し』『オリエント急行殺人事件』『そして誰もいなくなった』など。 ○人となり小さい頃は…

文豪とホロスコープ 推理作家編その2 F・W・クロフツ

フリーマン・ウィルス・クロフツはアイルランド出身の、イギリスの推理作家です。元々は技師だったのが、(確か)療養中に推理小説を書き、40才でデビュー。それから一年に一作品を書いていくことに。代表作はデビュー作の『樽』、倒叙形式の『クロイドン発…

文豪とホロスコープ 推理小説家編その1 G・K・チェスタートン

ギルバート・キース・チェスタートンはイギリスの推理作家です。カトリックの神父が探偵役の「ブラウン神父」シリーズが世界的に有名です。初代イギリス推理作家クラブの会長でもあります。代表作は『ブラウン神父シリーズ』長編の『木曜日だった男』など。 …

推理小説作家について

最近、推理小説にハマっています。というより、推理小説を書く人間のホロスコープを見る方に。 推理小説とは謎を提示して、それを解き明かすことを軸に据えた小説のこと、でいいんでしょうかね?純文学とはまた違ったやり方(伏線、トリック、ミスリードなど…

文豪とホロスコープ ドイツ作家編その4 エンデ

ミヒャエル・エンデはドイツの作家です。主に児童文学を書いていて、日本では『はてしない物語』『モモ』で有名でしょうか。『はてしない物語』はハリウッド映画の『ネバーエンディングストーリー』の原作です。私は原作も映画も見たことありますが、原作の…

文豪とホロスコープ ドイツ作家編その3 カフカ

フランツ・カフカはドイツの作家です。その独特な世界観で、二〇世紀を代表する作家と言われています。 その作品のほとんどが未完ということでも有名。代表作は『変身』『審判』など。 ○人となりフランツ・カフカは裕福なユダヤ人商人の家に生まれました。生…

文豪とホロスコープ ドイツ作家編その2 リルケ

ライナー・マリーア・リルケはドイツの作家です。 ライネル・マリア・リルケとも。詩人として有名ですが『マルテの手記』など小説や戯曲を書いたり、彫刻家のロダンと親しく、彼の評論も書くことがあったとか。むしろ、日本では最初に戯曲が紹介されたらしい…

文豪とホロスコープ ドイツ作家編その1 ゲーテ

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテはドイツの作家です。シェイクスピア、ダンテと並んで世界三大文豪と呼ばれ、ドイツで最大の文豪と言われています。代表作は『若きウェルテルの悩み』『ファウスト』など。主に小説や戯曲で知られていますが、詩もよ…

ドイツ作家について

ホロスコープ海外編もアメリカ、フランス、イギリス、ロシアと来てドイツですが、 ドイツでひとまず終わりにしたいと思います。 次は何しようかな…推理小説作家編とか面白いんじゃないかと考えていますが。 さて、ドイツの文学ですが、 そもそもドイツという…

文豪とホロスコープ ロシア作家編その2 トルストイ

レフ・ニコラエヴィチ・トルストイはロシアの作家です。ドストエフスキーと並ぶ大文豪で、ロシア国内では、彼こそ最高の作家であるという評価も与えられています。代表作は『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『復活』など。 ・人となりトルストイはロシア…

ロシア文豪について

さて、ロシアの文豪ですが、私はロシア作家はぜんっぜん読んでいません。ドストエフスキーとトルストイくらい。 もちろん、ロシアにも優れた作家はたくさんいます。プーシキンとかツルゲーネフとかは日本の明治期に大いに影響を与えました。他にも『桜の園』…

文豪とホロスコープ ロシア作家編その1 ドストエフスキー

フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキーはロシアの作家です。文豪、と聞けばドストエフスキーと答えが返ってくるくらいの超有名作家です。『罪と罰』『白痴』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』の四大長編の他、 『地下室の手記』『死の家の記録』などの…

文豪とホロスコープ イギリス作家編その13 デュ・モーリア

ダフネ・デュ・モーリアはイギリスの女性作家です。知名度はあまり高くはないと思いますが、ヒッチコック監督などの映画の原作として有名です。代表作は『レベッカ』『鳥』『今見てはいけない』(映画では『赤い影』)など。 ・人となりフランス系の芸術家一…

文豪とホロスコープ イギリス作家編その12 オーウェル

ジョージ・オーウェルはイギリスの作家です。社会主義運動家でもあり、スペイン内乱に参加した経験もあります。代表作は『カタロニア讃歌』『動物農場』『1984年』など。 ・人となり本名はエリック・アーサー・ブレアといい、植民地時代のインドで生まれ…

文豪とホロスコープ イギリス作家編その11 サマセット・モーム

ウィリアム・サマセット=モームはイギリスの作家です。20世紀初頭のイギリスで大人気になった作家で、長編小説の他、様々な戯曲や短編を残しています。代表作は『月と六ペンス』、『人間の絆』など。 ・人となりモームはイギリス人ですが、パリ生まれです…

文豪とホロスコープ イギリス作家編その10 H・G・ウェルズ

ハーバード・ジョージ・ウェルズはイギリスの作家です。フランス作家のジュール・ヴェルヌと同じく、「SFの父」と呼ばれています。代表作は『タイムマシン』『宇宙戦争』『透明人間』など。 ・人となりウェルズは雑貨商人の家に生まれます。あまり裕福では…

文豪とホロスコープ イギリス作家編その9 コナン・ドイル

アーサー・イグナティウス・コナン・ドイルはイギリスの作家です。名探偵シャーロック・ホームズは作者よりも有名ですね。推理小説でとにかく有名ですが、歴史小説やSFものも書いていました。代表作は『緋色の研究』を初めとしたホームズシリーズ、『失わ…

文豪とホロスコープ イギリス作家編その8 ワイルド

オスカー・ワイルドはアイルランド出身のイギリスの作家です。代表作の『ドリアン・グレイの肖像』戯曲『サロメ』など、退廃・唯美主義的な作品で注目されました。代表作は『ドリアン・グレイの肖像』童話『幸せの王子』など。 ・人となり本名はオスカー・フ…

文豪とホロスコープ イギリス作家編その7 スティーブンソン

ロバート・ルイス・スティーブンソンはイギリスの作家です。略してR・L・Sとも言うそうです。世界中で有名な『ジキル博士とハイド氏』や『マーカイム』のようなサスペンスの他、『宝島』や『新アラビア夜話』のような冒険物など、多種多様な作品を書きま…

文豪とホロスコープ イギリス作家編その6 ルイス・キャロル

ルイス・キャロルはイギリスの詩人・児童文学作家です。実は大学の数学教授が本職です。知り合いの女の子のために話した即興話を物語にした、『不思議の国のアリス』は世界中で有名になった童話です。代表作は『不思議の国のアリス』と続編の『鏡の国のアリ…

文豪とホロスコープ イギリス作家編その5 エミリー・ブロンテ

エミリー・ブロンテはイギリスの女性作家です。姉のシャーロットや妹のアンも作家や詩人として有名で、三人合わせてブロンテ三姉妹として知られています。代表作は『嵐が丘』と詩集のみです。『嵐が丘』は発表当時は評価の低いものでしたが、徐々に評価が上…

文豪とホロスコープ イギリス作家編その4 ディケンズ

ディケンズはイギリスの作家です。19世紀を代表する大人気作家で、彼の時代、イギリスは労働革命の最盛期を迎え、大英帝国として発展していきましたが、同時に労働者と資産家との格差や身分差が生まれた時代でもありました。ディケンズの作品にはよくそれ…