文豪とホロスコープ

星占い&読書好きが主に古今東西の文豪のホロスコープを見ていきます。ほか、読書感想や星占い関連について、日々のつれづれなど。

日本の作家

文豪とホロスコープその14 志賀直哉

志賀直哉は明治~昭和の文豪です。 代表作は『暗夜行路』『網走まで』『城の崎にて』 裕福な家に生まれ、小さい頃は祖父母に相当可愛がられたようです。 当時、庶民では手の届かなかった自転車を買ってもらったとか。 ちなみに、その自転車は後に、かなりフ…

文豪とホロスコープその13 永井荷風

永井荷風は明治~昭和にかけて活躍した文豪です。 作家の他に劇作家として新作歌舞伎を書いたり、教授職もしていました。 代表作は『濹東綺譚』『断腸亭日乗』など。 荷風氏は国内外の文化に通じていたイメージがあります。 文アルでは華麗な文化人という感…

文豪とホロスコープその12 与謝野晶子

与謝野晶子といえば、 「君死にたもうことなかれ」で有名な女流歌人です。 代表作は『みだれ髪』他、源氏物語の現代訳など。 有名な和菓子屋の三女として生まれました。 親としては跡継ぎとして男の子をほしがっていたので、 小さい頃は男の子ばりに袴を着け…

文豪とホロスコープその11 有島武郎

今日は白樺派の作家、有島武郎についてです。 代表作は『或る女』『カインの末裔』『生れ出ずる悩み』など。 有島武郎は実業家の長男として生まれ、農学者を志して札幌農学校へ入学、 海外留学も挟んだ後に、白樺派の作家として活躍しました。 白樺派は志賀…

文豪とホロスコープその10 泉鏡花

今日は泉鏡花です。 尾崎紅葉の弟子で、独特の幻想的・伝奇的な世界の小説を書きました。 小説家としてというより、 怪奇現象信仰、超潔癖症、師匠大好き、兎好き、と作品以外でのエピソードが濃い。 Wikipedia参照して例をあげてみると、 ・好物のアンパン…

文豪とホロスコープその9 樋口一葉

今日は明治を代表する女性作家、樋口一葉についてです。 代表作は『にごりえ』『たけくらべ』 文語体による雅俗折衷、特に女性の恋や悲しみについて書いたとされています。 もともとは裕福な家でしたが、父親の事業の失敗と死、兄の死と続き、 一葉は貧しく…

文豪とホロスコープその8 島崎藤村

今日は詩人、自然主義作家の島崎藤村です。 昨日の徳田秋声、おとといの田山花袋と並ぶ、自然主義作家の代表です。 代表作は『若菜集』(詩集)『破戒』『夜明け前』。 はじめは詩人として活動していました。 『まだあげ初めし前髪の、林檎のもとに見えしと…

文豪とホロスコープその7 徳田秋声

今日は自然主義で三人目、徳田秋声氏についてです。 尾崎門下で泉鏡花と同門、後に自然主義方面で活躍するようになりました。 文アルでは主役級の活躍をしていますが、ゲーム内で言われるように、 なんか地味 です。わたしも文アル始めるまで名前も聞いた覚…

文豪とホロスコープその6 田山花袋

こんにちは。 今日は日本自然主義の田山花袋氏について書きたいと思います。 群馬県出身、尾崎門下に入りますが、紀行文などを書いて注目を浴び、『蒲団』などの自然主義文学で名をあげました。 ちなみに好物は羽二重団子。 代表作は『蒲団』『田舎教師』『…

太宰治の『人間失格』

読みました。感想です。 最初に申し上げておきますが、 わたしは太宰治がそれほど好きではありません。 むしろ嫌いの部類に入ります。 作家としてはすごいと思っています。 作品も面白いと思います。『駆込み訴え』とか『畜犬談』はかなり面白かったです。 …

文豪とホロスコープその5 国木田独歩

今日は国木田独歩についてです。 国木田独歩といえば自然主義。 代表作は『武蔵野』、他エッセイなど多数。 新聞記者や雑誌編集者もしていました。雑誌の社長をやっていたことも。 そのためか、文アルではジャーナリストな面が強いですね。 なんとなく仕事の…

文豪とホロスコープその4 尾崎紅葉

久しぶりの更新です。 一週間ほど急性胃腸炎で寝込んでいました。 先月の終わりも同じ症状で寝込んだので、二ヶ月連続で胃腸炎です。 わたしは火星が蟹座なので、もともと胃が弱いんですけれど、 ほんとに、今後は食べものとストレスには気を付けます。 それ…

田端文豪について(後編)

昨日の続きです。 田端に住みついた室生犀星を頼って引っ越してきたのが、萩原朔太郎でした。 8ヶ月の滞在だったんですけどね。 室生さんは、この頃のことを「田端は賑やかな詩のみやこ」と言ったそうです。 萩原さんと室生さんは、本当、よく仲良くなれた…

田端文豪について(前編)

時は明治・大正。 東京の片隅に、文豪たちが集った場所があった・・・ その名も田端! というわけで、行ってきました、田端文士村。 田端は東京北部の端っこで、埼玉近くにある閑静な場所です。 山手線は一応通っています。 で、明治・大正時代にこの田端に…

文豪とホロスコープその3 二葉亭四迷

こんにちは、今日は二葉亭四迷についてです。 変わったペンネームは、小説を出す時に友人の坪内逍遙の名前を借りたことから、 「くたばってしまえ」と自分に言った、という逸話からだそうです。 本名は長谷川辰之助。 結局、小説家ではなく外交官となり、 現…

文豪とホロスコープその2 森鴎外

明治の大文豪、その2。 やっぱり高校の教科書の『舞姫』で有名。 藩の御典医の長男として生まれ、本名は森林太郎。 軍医としてドイツに留学に行きました。 留学先で良い仲になったドイツ人女性が『舞姫』のモデルになったのは有名な話。 帰国してから軍医と…

文豪のホロスコープその1 夏目漱石

こんばんは。 一回目なので、超有名文豪からいきます。 夏目漱石。 たぶん、高校生以上なら誰でも知っているだろう大文豪。 『こころ』は高校の国語教科書や課題図書で読んだ人も多いはず。 東京生まれ、本名は夏目金之助。 教師を10年以上勤務してから3…