文豪とホロスコープ

星占い&読書好きが主に古今東西の文豪のホロスコープを見ていきます。ほか、読書感想や星占い関連について、日々のつれづれなど。

文豪のホロスコープその1 夏目漱石

こんばんは。

一回目なので、超有名文豪からいきます。

夏目漱石

たぶん、高校生以上なら誰でも知っているだろう大文豪。

『こころ』は高校の国語教科書や課題図書で読んだ人も多いはず。

東京生まれ、本名は夏目金之助

教師を10年以上勤務してから38歳で書いた『我が輩は猫である』でデビューしました。その間にイギリス留学で神経衰弱など色々ありましたが・・・

胃が悪く、胃潰瘍で死にかけたことがあるわりに、ビスケットやジャムやアイスクリームなどの甘い物が大好き。たしか、すきやきも好きだったらしいですが、胃に悪いんじゃないんですかね。

代表作は『坊ちゃん』『こころ』など。

様々な作家から慕われていて、芥川龍之介など弟子も多かったそうです。

 

わたしも高校の頃に『こころ』を読みました。そうしたら、先に最後まで読んだ友達にネタバレされましたが。(Kが! Kが!)

あと読んだのは『坊ちゃん』と『三四郎』くらいです。

『坊ちゃん』は純粋に面白かったです。『こころ』は高校生より、少し年齢を重ねた方が楽しめるかもしれません。高校生が先生の気持ちを理解するのは難しいかと。

 

ではホロスコープに。

夏目漱石(1867/2/9 出生時間不明)

一番大事な太陽は水瓶座

さすがというか、これに水星と木星がコンジャクションしています。

作家にとって思考や知性を司る水星はかなり重要な星になりますが、

それが太陽(自分自身)と木星(才能、出版業も表わす)の両方とコンジャクション。

もう、作家が天職と言ってもいいんじゃないですかね。

もちろん教師も悪くないけれど、自分の個性を出せる方がいいような気がします。

ここの時点では、かなり知的な人がイメージされますね。知識量が純粋に多くて、けれど人柄は穏やかでユーモアもある。自然と友達や後輩が慕って寄ってくる感じです。

『我が輩は猫である』など、一人称で面白みのある作品があることも納得ですね。本人は猫より犬派だったらしいですが。

漱石水瓶座だったことはかなりそれっぽくて、『こころ』の先生の考え方とかはかなり水瓶座っぽいと思います。誰にも理解されない孤独を抱えているところとか。

三四郎』の登場人物たちもそれぞれ孤独というか、互いに理解しえないところがありますね。

たぶん、本人もそういう経験があったんじゃないでしょうか。太陽と水星がコンジャクションしていると、頭が良すぎて伝わらないということが、他のホロスコープを見ていると結構あるみたいです。

 

が、それだけではないのです。

出生時間不明なので位置ははっきりしませんが、正午時点では月は牡羊座にあります。

しかも海王星とコンジャクション。

さらに、そこに蟹座の火星のスクエア。

けっこう神経質というか、気性の荒い一面も持っているようです。

蟹座の火星はヒステリーというか、感情的になりやすくて、まあキレやすいのですが、

同時にストレスに弱くて、緊張が胃にことが多いのではないかと。

漱石も神経衰弱やら胃潰瘍からの吐血とかしてますからね。

わたしも蟹座の火星だからわかることですが(よく胃もたれします)。

ちなみに、牡羊座の月というのは威勢の良い、いかにも『坊ちゃん』を連想させるような感じですねー。真っ直ぐで単純で、すぐ頭に血が上りやすいとか。

海王星と月がコンジャクションしているのは養子に行ったり来たりした、幼少期の複雑な家庭環境が影響しているのですかね。

自分自身に自信が持てないとか、何らかアイデンティティに問題を抱えていたのかも。

また、海王星=幻想的なもの、とすると『夢十夜』が連想されます。

不思議で、ちょいホラー気味で、漱石としては珍しいんじゃないかな、と思います。

 

太陽と月の周辺のみですが、ここまででかなり派手な配置ですね。

さらにここに他の惑星が入ってくることになるんで、より派手なんですが、

書き切れないので、今回はこれくらいにしておきます。

大文豪はホロスコープも大物なんだなあ・・・