文豪とホロスコープ

星占い&読書好きが主に古今東西の文豪のホロスコープを見ていきます。ほか、読書感想や星占い関連について、日々のつれづれなど。

文豪とホロスコープその7 徳田秋声

今日は自然主義で三人目、徳田秋声氏についてです。

 

尾崎門下で泉鏡花と同門、後に自然主義方面で活躍するようになりました。

文アルでは主役級の活躍をしていますが、ゲーム内で言われるように、

なんか地味

です。わたしも文アル始めるまで名前も聞いた覚えがありませんでした。

秋声、ごめんよ・・・ゲームだとちゃんと使ってるから・・・

師匠の下にいた頃はあまりぱっとしなかった彼の作品は、後に自然主義文学として高く評価されました。

芥川氏に「自然主義の中では一番」と言われるくらいです。

代表作は『あらくれ』『黴』。

黴、カビって・・・なに?

 

作品も軽く読みましたが、大きな事件は起こらず、ひたすら写実的な描写が続きます。

やっぱり地味です。

しかし、現実的で客観的な描写には優れたものがあると思いました。

 

徳田秋声(1872/2/1 出生時間不明)

太陽は水瓶座ですが、水星・金星と土星山羊座です。

水星と土星はコンジャクション。

山羊が強いです。

現実をありのまま、醜い面も含めて書き出すというところは山羊座土星らしいです。

水星と土星のコンジャクションというところも自然主義らしい。

このアスペクトがある人は冷静な文章を書くイメージですね。

ただし、大器晩成型というか、自分のスタイルを見つけるのに苦労しそうですね。

自分に自信がなくて、コミュニケーション能力に難ありな面もありそうです。

ゲーム内で、妙にひねくれてるところに反映されているのでしょうかね。

 

ちなみに、この水星と土星オポジションに蟹座の木星があります。

牡羊座海王星も含めてTスクエアになっています。

ここだけ見ると、尾崎師匠に似ているホロスコープなのですが、

秋声氏の場合、土星が絡んでいることが重要なんでしょう。

師匠は現実の美しい面を描いているのと対照的に、

秋声氏は生活上の現実の醜い面や裏側を冷めた目で見ている。

むしろ、よく弟子入りしようと思ったなあ、と思います。

かえって、師匠への反発もあったのかもしれませんね。

だからこそ、自然主義としての才能が開花した・・・とか?

 

それにしても、なぜ地味なのか。

彼のホロスコープには海王星以外に、火属性がひとつもない。

現実主義の山羊にルーラーの土星を含めた星が集まっている。

この辺りが地味の原因なんでしょうか。

秋声氏のホロスコープの主成分は地と水です。

たしかに、大衆文学としては地味かもしれない。

けれど、現実をありのままに描く自然主義文学では、その地味さが才能になった。

結局、才能は活かしどころですね。

地味だからこそすごい。

だから、ゲームでも、これからもよろしくお願いします。

地味って強調してごめんよ・・・