文豪とホロスコープその12 与謝野晶子
与謝野晶子といえば、
「君死にたもうことなかれ」で有名な女流歌人です。
代表作は『みだれ髪』他、源氏物語の現代訳など。
有名な和菓子屋の三女として生まれました。
親としては跡継ぎとして男の子をほしがっていたので、
小さい頃は男の子ばりに袴を着けて、店のことを仕込まれていたそうです。
妙に男っぽいところはそういうところから由来しているんですかね。
その後、和歌を作り始めて『みだれ髪』を刊行、
子供は11人いたそうです。多いな・・・
他、夫の鉄幹に代わって家計を支えたり、夫を追いかけてパリまで行ったり、
平塚らいてうと女性問題について議論をしたり、
かなり力強い女性だったようですね。姉御と呼んでどこまでも付いて行きたいような。
ていうか、家庭で苦労してるな。
与謝野晶子(1878/12/7 出生時間不明)
太陽は射手座です。ついでに金星とコンジャクションです。
そして、月は牡牛座です。
この組み合わせは、かなり気が強そうです。負けん気が強いというか。
あたしゃ絶対男には負けん、という感じですね。
射手座の金星は自由恋愛主義です。
家とか世間体とか、そういうのを気にすることが嫌いそうですね。
だからこその不倫からの結婚ですか。
そして、子供11人ですか。月的には母性的ではありそうですが。
ちなみに、牡牛座の月には蠍座の火星がオポジションしています。
なんというか・・・この二つは性欲が強そうです。
妙に男らしいのは、太陽とこの火星のせいでしょうか。
子供といえば、与謝野晶子は子供に
「アウギュスト」「エレンヌ」
という名前を付けたそうです。
パリから帰ってきた直後だったとはいえ・・・
フリーダムすぎる。
森鴎外(火星は射手座)といい、射手座はこういうことしたがりますね。
地のグランドトラインを作っています。
これもかなりパワフルですね。
夫の代わりに働いて、バリバリ稼いだキャリアウーマンらしいというか。
彼女の作った和歌が官能的と言われるのも、この辺が由来かもしれません。
また、源氏物語の現代訳を長年に渡って行ったり。
原稿が一回火事で焼失して、17年かけてやり直したり。
射手座だけだったら、絶対にこの忍耐力は生まれないわ・・・
そういえば、有名な「君死にたもうことなかれ」の歌ですが、
後々の太平洋戦争では戦争を鼓舞するような歌も作っています。
同じ射手座で女性作家のモンゴメリもそうだったのですが、
けっこう戦争に関して一貫性がない。
悲しむようなことを言ったり、勝っていると聞けば喜ぶようなこともある。
射手座はわりと好戦的で、気まぐれなところがあります。
彼女らが反戦家と言われれば、けっしてそうじゃなかっただろうなあ、と思います。
何せ、射手座です。
わたしは射手座が大好きです。
与謝野晶子は歌の中にも射手座っぽいところがあるので好きです。
恋愛について詠ったことから女性らしいと思われがちですが、
情熱的で、自由第一主義で、海外についても関心がある。
女性だけど男らしいというか、ちゃんと自分を持っている。
ちなみに『みだれ髪』の中に弓の歌があったことを妙に覚えています。
射手座っぽいなあ、と思ってよく覚えています。