文豪とホロスコープその28 宮沢賢治
彼の作品は自然と宗教観が混ざった独特のものとなっています。
代表作は『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』詩では『春と修羅』があります。
小学校や中学校の教科書にも載っているため、知っている人も多いと思います。
漫画では『文豪失格』が詳しいです。通称ミヤケン。
岩手県出身、実家は裕福な家でした。
小さい頃は石や昆虫の採集に夢中で、
この収集癖は大人になった後はレコードや浮世絵に向けられています。
その後、教師となりますが、後に農業家に転職。
その間にも童話や詩を書き続けていました。
が、出した童話集や詩集はまったく売れず、
死後発表された作品が大多数だったそうです。
肉や酒などの欲を絶ったベジタリアンとして知られています。
生涯結婚せず、女性は苦手だったと言われています。
が、エロには興味があって、大量の春画(エロい浮世絵)を集めていたことも
よく知られています。
また、林檎と天ぷらうどんとソーダ水が好物だったそうですが、
エビの天ぷらだけは食べていたらしいです。
それでいいのか、ミヤケンよ・・・
宮沢賢治(1896/8/27 出生時間不明)
乙女座の太陽、牡羊座の月。
乙女座には水星、金星も入っています。
自然大好きな乙女座が強いのは納得です。
鉱石や昆虫の収集が好きだった、とか。
自然と同じく、収集癖があるのも乙女座らしいですね。
ミヤケンの童話は大半、動物や植物など自然の存在が出てきます。
それと同時に、資本家など裕福な者、力の強い者とそれらの弱い者が出てきて、
弱い者をいじめていた強い者がやっつけられる、というストーリーが多い。
または、自分を犠牲にして皆を助けるというストーリー。
この、弱いものへの慈悲や自己犠牲は、
主に金星と海王星の影響じゃないかなあと思います。
ただし、乙女座の金星は潔癖なものなので、
女性に対して夢を見すぎてしまうことがある。
ので、現実の女性が汚く見えてしまっているのかもしれない。
絵や本の中の女性は良いけれど、現実は駄目というのはそういう理由かも。
しかし、牡羊座の月はけっこう意外。
穏やかで大人しい人かと思っていたら、案外気性が激しかったのかも。
童話関係者は牡羊座が多いですけどね。
アンデルセンとか小川未明とか、月でいえば芥川龍之介も児童向けを書いてたような。
そういえば、ミヤケンは童話の中でもけっこうえげつない話が多い。
『オツベルと象』『蜘蛛となめくじと狸』あたりはけっこうえげつない。
あと、詩の中の「春と修羅」は羊っぽい、かも。
日本の童話の第一人者で、小さい頃から好きという方も多いでしょうが、
実は、自分はあまりミヤケン好きじゃないです。
詩はともかく、童話が何か相容れない感じがします。
泥臭さとシニカルさが混ざった話とか、
他の人の幸せのためなら自分を犠牲にするという良い子ちゃんな感じが、
なんとも苦手。
自分は射手座なので、乙女座色の強い彼とは相性が悪いのかもしれない・・・