文豪とホロスコープ

星占い&読書好きが主に古今東西の文豪のホロスコープを見ていきます。ほか、読書感想や星占い関連について、日々のつれづれなど。

日本文豪についての傾向と理解

なんか受験対策本みたいなタイトルをつけましたが、

ホロスコープを見た人数も増えてきたので、

ここらでひとつ、日本文豪についてまとめてみたいと思います。

 

データのみなら50人以上集まっているので、

眺めていると、おおまかに傾向みたいなのが出てきます。

気づいたことを書き出してみると、

 

日本文豪の傾向

・太陽星座は山羊座魚座にかけてが多い。他、獅子座も多い。

 逆に少ないのは双子座、蟹座、乙女座。

・月星座になると牡羊座が多くなる。

・太陽星座以外にも水瓶座に重要な星が入っている人が多い。

 

概ね、こういう感じです。

総合的に見て水瓶座がやたら強い印象があります。

まず、夏目漱石森鴎外という明治の二大文豪がどちらも水瓶座ですし、

詩人界の大物である北原白秋水瓶座

太陽こそ水瓶座でないものの、志賀直哉高村光太郎菊池寛水瓶座が強くて、

現代なら村上春樹が水星・火星コンジャクションが水瓶座です。

 

山羊座の強い人も一定の数がいます。

とくに古典主義や自然主義は強い。

水瓶座が太陽でも、水星や金星は山羊座に入っているパターンもありますからね。

逆もまた然り。

 

そして、魚座にはあの芥川龍之介がいる。

戦前の文壇を支えた横光利一もいる。

また、やはり水瓶座に水星、金星が入っている人も多いです。

 

 

水瓶座がとくに強いのには、

日本近代小説の発展そのものに理由があるのかな、と考えたりします。

日本近代文学は「自分は何者か」ということを探る文学である、

と文アルで言っていたのですが、

自分を客観的・俯瞰的に見て、知的に分析する水瓶座は、

この目的に上手く合致しているのではないか・・・と思います。

ついでに自分のアイデンティティを求めるというのなら、

牡羊座が多いのも納得というか。

出生時間不明なので、何人か牡牛座月かもしれませんが。

夏目漱石なんかは牡羊座の月も含めてホロスコープそのものが

新しい時代の中の「自分探し」

という感じがします。

夏目漱石が日本を代表する文豪であることは、

実は、とても意義深いことなのかもしれません。

 

山羊座が強い人が多いのは日本人の性質って感じがしますね。

真面目というか、勤勉というか。

軽い読み物や娯楽のための小説って、とくに日本の古典では少ない気がします。

ユーモア小説や風刺が発達しなかったからでしょうか。

 

魚座に関してですが、

聞いた話では、日本はもともと魚座が強い国民性らしいです。

古代は卑弥呼の時代から目に見えない信仰を重んじる魚座的な政治。

奈良時代からすでに和歌が大流行。

行事でも宗教でも何でも取り入れて自分のものにしてしまう吸収性といい、

けっこう魚座っぽいです。

だから、魚座の文豪が好まれるのも、まあ分からなくもない。

全体を通して、精神的なものが好きなのかもしれない。

 

ちなみに、獅子座が多いのは詩人です。

とくに、叙情詩人に多い。

室生犀星三好達治立原道造と続いていくと、

なんとなく傾向が掴める気がします。

 

 

個人的には双子座や乙女座が少ないのが意外でした。

フランス文豪では、双子座はめっちゃ多いのですが。

射手座も心なしか少ないので、ミュータブルサインが弱いのかもしれません。

蟹座は・・・小泉八雲を日本文豪としていいかどうか悩んでます。

八雲さん抜いてしまうと、坪内逍遙さんしかいなくなってしまうのです。

そもそも、文豪の中に福沢諭吉を入れていいのかが謎。

入れていいのなら射手座の仲間がひとり増えるわけですが。

 

もちろん、日本文豪を全員調べたわけではないのですが、

人数が揃ってくると、ある程度傾向が見えて面白いですね。