文豪とホロスコープその34 小林多喜二
小林多喜二は日本の小説家です。
プロレタリア文学の代表として、著書の『蟹工船』がよく知られています。
代表作は『蟹工船』『一九二八年三月十五日』など。
秋田県の出身で、北海道の小樽で育ちました。
実家の貧しさや身近に酷使される労働者を見たことから、
学生時代から労働運動に参加を始めていたそうです。
その後、プロレタリア文学を書き始めますが、
内容や描写のために何度も逮捕・起訴されます。
警察にマークされているため、
追手から逃げながら原稿を書いたこともあったそうです。
逃亡しながら書かなきゃならない文学っていうのもなかなかですね。
最期は特高に捕まり、拷問を受けて死亡します。
享年は29才、若い・・・
『蟹工船』は最近ブームになりましたね。
昔も、この作品でプロレタリア文学は一気に有名になった感じらしいです。
学生時代から何度も手紙を送って名前を覚えられていたり、
わざわざ自宅を訪ねて行ったりと、かなり熱心なファンだったようです。
ちなみに、石川啄木もファンらしいです。
こちらは故郷が近い(北海道も含めて)ことや、
石川さんが晩年にはまった社会主義に関することからかなあ、と思いますが、
借金王という人格面は考慮していたのかが個人的には気になります。
ホロ見て思いましたが、多喜二はかなり騙されやすそうな人のようなので。
小林多喜二(1903/12/1 出生時間不明)
太陽は射手座、月は牡羊座(確定)。
ちなみに太陽は水星とコンジャクション。
火が強いです。
射手と羊の組み合わせなら、かなり熱血漢で正義感が強い感じ。
理想に向けての行動力に非常に富んでいる。
他人からどれだけ言われようと、間違いは間違いとと言ってしまう。
根っからの正直者ですね。
だからこそ、過激なプロレタリア文学を書いて獄死したとも言えますが・・・
太陽と水星とのコンジャクションの人にはよくありますが、
多喜二の作品も自分の実際の経験を元にしていることが多いです。
実際の企業をモデルにしたことも多いです。
総合的にやや熱くなり過ぎそうだけど、素直でいい人だなあ、と思います。
他の星に目をやっても、
かなり正義感が強そうです。
ついでにいえば理想も高そう。
実際、
いくら逮捕されても活動を辞めなかったり、
当時文壇の大物だった志賀さんに『蟹工船』を送りつけたり、
かなりの行動力兼向こう見ずさはあるようですね。