文豪とホロスコープ

星占い&読書好きが主に古今東西の文豪のホロスコープを見ていきます。ほか、読書感想や星占い関連について、日々のつれづれなど。

文豪とホロスコープ海外編その2 モンゴメリ

海外編2回目です。

今度も好きな作家でやらせてもらいます。

わたしが好きな本として多分、真っ先に挙げるだろうものが『赤毛のアン』です。

あの生活感が好きなのはもちろんですが、

日常の大半を想像に費やしているアンと、わたしが似ているなあと思うから。

仕事中にあれこれ想像してうっかりミスすること多数。。。

 

L・M・モンゴメリはカナダの女性作家です。

日本では児童文学の『赤毛のアン』の作者として知られています。

というか、ほとんどこれ一本で有名ですね。

代表作は『赤毛のアン』と続編を含めたアン・シリーズ(全十巻)です。

 

本名はルーシー・モード・モンゴメリ

2才で母親を亡くしたため、生母の記憶はほとんどないそうです。

父親のことは大好きでしたが、仕事の関係で少女時代は祖父母に育てられたそうです。

祖父母が住んでいたのがカナダ本土から少し離れたプリンスエドワード島

後に『赤毛のアン』の舞台となる場所です。

 

祖父母の教育は厳しく古典的で、

やっと再会できた父親は新しく若い女性と再婚していました。

子供時代は結構孤独だったようです。

その分、好きな場所に名前を付けたり、あれこれ妄想をしていたとか。

 

『アン』はモンゴメリの子供時代や人生が元になっているようです。

モンゴメリは教師を経て、結婚した後は牧師夫人となります。

アンも教師として働き、牧師夫人はとても素敵な人物として描かれています。

しかし、前述した通り、モンゴメリにとって子供時代はのびのびしたものではなく、

打算的だった結婚はあまり幸せなものではなかったようです。

分身と言うより、こうなりたかった自分というのが近いのかもしれません。

 

 

ところで、カナダって英米文学のどれに入れたらいいんでしょうか。

地理としてはアメリカに近く、歴史的にはフランスが親しい。

『アン』の舞台であるプリンスエドワード島のルーツはイギリスにあって、

イギリス文学から多数引用があることから英文学が一番近いんでしょうが、

微妙なところですね・・・。

 

L・M・モンゴメリ(1874/11/30 出生時間不明)

太陽は射手座、月は獅子座か乙女座。多分、作品の内容からして乙女。

 太陽射手座はすっっっっごくよく分かる。

ロマンチックな想像(妄想)好き、読書好き、どストレートに物を言う。

ついでに、ロマンを感じた時の「ぞくぞくする」という表現、

これがとっても射手座らしいと思います。

射手座はこう、格好よさや自分の中に熱がぽっと灯る感じがした時にぞくぞくします。

理屈ではなく、直観的にイイと思ったものが好きです。

騎士道物語や古典もの、幻想趣味が好きな傾向が強いなあと思います。

モンゴメリは学生時代、授業中にロマンス小説を読んでいたらしいですが、

 アンもシェイクスピアやら妖精やらが大好きですね。

同時に、乙女座も同様にロマンチストです。

どちらかといえば、射手座は自分の頭の中だけで妄想が出来ますが、

乙女座は現物を目の前にして想像を膨らませるのが得意なのかも、と思います。

だから、現実の場所にロマンチックな名前を付けるというのは、

かなり乙女座っぽいと思います。

 ちなみに、夢見がちなアンに冷静なツッコミを入れてくれる主婦のマリラは、

かなり乙女座っぽいですね。

想像力豊かで地に足が着いていないアンと常識人で頭の堅いマリラ。

太陽と月のスクエアそのまんまで、なかなか興味深いです。

 

他に気になるポイントとして、 

火星と木星が天秤座でゆるくコンジャクションしています。

アンと同様、作者本人も見た目にかなり気を使っていることがわかります。

おしゃれでしょうし、少しでもよく見えるように見た目や服装に気を払います。

アンも最新流行の服を買いたがったり、なにかとおしゃれです。

あとは、火星は怒るポイントを表わしています。

アンの中で有名なシーンのひとつに、

クラスメイトのギルバートの頭を石版で殴りつけるシーンがあります。

気にしていた赤毛を馬鹿にされたことが原因でしたが、

見た目を馬鹿にされてマジギレというのも納得だなあ、と思います。

 

しかし、アンは怒ると結構手が出ますが、

天秤座はそこまで急に怒ったりしないイメージなんですけどね・・・

沸点の低くて手が出るのが早い射手座の影響か、

個人的にはアセンダント牡羊座にあるのでは?と思っています。

モンゴメリはともかく、アンはアセン牡羊座っぽいなあ、と思っています。

天秤座火星とオポしてれば自分の見た目が気に入らないのはわかりますし、

射手座よりもさらに気が短いので、キレると間違いなく手が出る。

あとは、赤毛(牡羊アセンは頭部に特徴が出やすいらしい)。

わたし自身はアセン牡羊なのですが、

昔から短気で頭に血が上ると、すぐ物を投げたり手が出る。

あとは、背が低いとかかな・・・これは人によるか。

しかし、痛恨の出生時間不明なんですよねー。

 

射手座の作家は、どこか現実と距離を取る傾向があると思います。

赤毛のアン』の場合は大人(作者)から見た子供時代という精神的な距離がある。

その辺りはトウェイン(太陽射手座)やルイス・キャロル(月射手)も同様。

懐かしいあの頃を振り返って、それがどれだけ幸せだったか、輝いていたか。

だから、児童文学と言われていますが、大人も楽しめる。

というより、大人が見た方が良さがわかるのかもしれない、と思います。