文豪とホロスコープ

星占い&読書好きが主に古今東西の文豪のホロスコープを見ていきます。ほか、読書感想や星占い関連について、日々のつれづれなど。

獅子座作家について

獅子座作家はやっぱり華があるというか、明るい人が多いなあと思います。
獅子座の守護星の太陽は太陽系の中央で、一番重力の強い星です。
そのせいか、獅子座は人を惹きつけるところがある、と言われます。
獅子座作家の作品は、物語そのものに引力があります。
物語が重厚で力強く、安っぽかったり薄っぺらいところがない。
読んでいるうちに物語に引き込まれるような魅力を感じる人が多いと思います。
歴史小説の大家であるデュマ・ペールや
SF作家のレイ・ブラッドベリや、
ハードボイルド小説家のチャンドラーの作品とかはその典型です。
書き方としては、技巧派というより大胆、客観的より主観的なところが面白く、
また、凄まじい長さの長編を書ききったり、
生涯を通していくつもの作品を世に送り出す多産な作家が多いようです。


獅子座といえば、私小説風というか、
自分の経験を基にして書いている人が多い傾向にあります。
ただし、自分の経験100%では、まずありません。
多少の理想や美化が入っているのもご愛敬。
獅子座はこうありたい自分、理想の自分になることが人生の目標です。
そのための自己プロデュースが激しいですから、
自分の経験を脚色して書ける小説家は、ひとつの天職かもしれない・・・
志賀直哉(月獅子)の『暗夜行路』は自分自身、
デュマ・フィスの『椿姫』や谷崎潤一郎の『痴人の愛』は実在した恋人を理想化しています。
獅子座は基本前向きで、ハッピーエンドや大団円が似合いますが、
一方で高すぎる理想や正義に破れる主人公も獅子座らしいと思います。
モーパッサンの『女の一生』や谷崎潤一郎の『痴人の愛』など。


さらに理想化に関係するところではありますが、
獅子座作家は主人公やキャラクターが魅力的だなあ、と思います。
ひらたく言えば「濃い」。
吉川英治司馬遼太郎などの大河歴史小説でも、
歴史というよりは人に焦点が当たっています。
とくに獅子座は魅力的な女性を書くなあ、と本当に感心します。
たとえばホーソン(金星獅子)の『緋文字』のへスター・プリンとか、
デュマ・フィスの『椿姫』のマルグリットとか、
トルストイ(金星獅子)の『アンナ・カレーニナ』のアンナとか、
はたまたミッチェル(火星獅子)の『風と共に去りぬ』のスカーレットとか、
何か、黒髪でグラマラスで自立した強い女性が多いなあ、と思います。
実際、サンドやサガンなど金星獅子座の女性作家は自我がはっきりしている感じです。
男性でいえばエミリー・ブロンテの『嵐が丘』とかでしょうか。
もちろん、ここにも理想の人物像が投影されていることでしょう。
こういう、キャラクターがはっきりしていることが魅力のひとつなんでしょうね。

 

主な作家
・太陽
デュマ父子、ブロンテ、メルヴィル谷崎潤一郎、チャンドラー、室生犀星三好達治ブラッドベリ司馬遼太郎
・月
ワイルド、志賀直哉ケストナーサン=テグジュペリ三好達治
・水星
ゲーテエミリー・ブロンテ谷崎潤一郎ヘミングウェイブラッドベリ司馬遼太郎
・金星
サンド、ホーソン、デュマ・フィス、トルストイ、チャンドラー、ラディゲ、司馬遼太郎サガン