双子座作家について
双子座は語り(テリング)の名手です。
読んでいてすっと頭に入ってきて、会話文が上手く、
口で話しているのを、そのまま聞いているような感じがします。
芸術というより、純粋な読み物としての面白さでしょうか。
純文学というよりも大衆文学です。
民衆的、庶民的。
堅くるしくなくて接しやすい。
同じ水星が守護星でも、双子座は話術、乙女座は文章を担当すると聞いたことがあって、
なるほどなあ、と思います。
双子座といえば随筆が面白いです。
語りが上手いためか、純粋に文章が面白い。
トーマス・マンやカフカ(月水星双子)やオーウェル(水星双子)や織田作之助(土星双子)など、
洒落や言い回しや用語に異様にこだわりの強い人も多い。
また、口述が得意で、
ドストエフスキー(月双子)が〆切間際の小説を口述で間に合わせたとか(しかも借金のカタ)、
太宰治がやはり〆切直前に二〇分で口述したものを載せた(『フォスフォレッスセンス』)とか、
その前に〆切守れっつー話ですが。
双子座の特徴はフィクションが上手いことです。
思考力の賜物か、全く自分とは違う考えや経験を持った人間を創造することも得意です。
シェイクスピア(金星双子)、バルザック(木星双子)、オースティン(木星双子)など、
ひとりひとりの人間を生き生き書け分けるのは、双子座らしいなあ、と思います。
同時にひたすら自分語りをすることが大好きな星座でもありますが。
双子座はなぜか推理作家が多いです。
コナン・ドイルやチェスタートン、
ちょっとマイナーだけどセイヤーズなど。
面白いストーリーと豊富で奇抜なアイディアが魅力の作家が多いようです。
双子座中心の大作家は思った以上に多くはないのですが、
面白い作品を書く人には入っていることの多い星座です。
主な作家
・太陽
コナン・ドイル、チェスタートン、トーマス・マン、川端康成、ラディゲ、太宰治、サルトル、サガン
・月
ホーソン、サッカリー、ドストエフスキー、田山花袋、カフカ、C・Sルイス、司馬遼太郎
・水星
小泉八雲、ヘッセ、カフカ、川端康成、オーウェル、ラディゲ、太宰治、サガン
・金星
シェイクスピア、カフカ、谷崎潤一郎、室生犀星、佐藤春夫