文豪とホロスコープ

星占い&読書好きが主に古今東西の文豪のホロスコープを見ていきます。ほか、読書感想や星占い関連について、日々のつれづれなど。

文豪とホロスコープ アメリカ文学編

一ヶ月ごとに更新テーマを変えています。

先月は12星座で作家。

11月のテーマはこれ。

アメリカ文学について』。

日本国内に比べたら知名度は低く、

イギリスやフランスに比べたら歴史は浅いですが、

(=人数が限られて書くのが楽ですが)

その分、なかなか個性の強い名作家が揃ってる国です。

 

アメリカは歴史としてはかなり若い国です。
1776年の独立宣言によってアメリカという国家は誕生しました。
イギリスでは十六世紀くらいには既に英文学が成立していましたが、
アメリカ作家の作品を出始めたのは十九世紀に入ってからです。


ちなみに、日本人作家は水瓶・魚が多いという特徴はありましたが、
アメリカ作家は特にどの星座が多いとかはないみたいです。
しいて言えば、蟹座と射手座が重要かなあ、と感じるくらいです。


一説ですが、国家にも始原図という出生図みたいなものがあって、
石川源晃氏の『辞典占星学入門』によれば、
アメリカの場合は1776年7月4日16:50になるそうです。(諸説あります)
すると、太陽は蟹座、月は水瓶座、Ascは射手座になる。
この場合、びっくりするくらい蟹座が強いです。
アメリカの成立に原因があるのかもしれないです。


アメリカの基礎の基礎を作ったのは、イギリスのピューリタン移民たちです。
たしか司馬遼太郎が、日本に武士道があったように、
アメリカの根底にあるのは移民してきたピューリタニズムだ、
というような発言をしていたことがあったと記憶しています。(うろ覚えですが)
アメリカは自由奔放で外向きなイメージがありますが、
実際は国際協調というよりも自国第一で、意外と排他的で、
意外と根は蟹座っぽいのかもしれない・・・と思います。
月が水瓶座でAscが射手座なのは、かなりそれらしいですけどね。


アメリカ文学で蟹座といえば、ホーソンです。
わたしが読んだ限り、一番アメリカらしいアメリカ文学は、
ホーソンの『緋文字』だと思います。
(しかも、7月4日のアメリ建国記念の日生まれだったり)
多分、アメリカの根底の根底に流れているものは、
この作品に現われている宗教性だったり、排他性だったり、
その他諸々なのかなあ、と思っています。
他、ノーベル賞作家のパール・バックヘミングウェイも蟹座が強いです。


一方、アメリカ文学で射手座といえば、トウェインです。
トウェインは現代アメリカ文学の祖らしく、
アメリカ文学をヨーロッパ文学から独立させた、と言われています。
後世への影響も大きく、
特に、フォークナーやサリンジャーは大好きだったみたいです。
他、メルヴィルサリンジャー、ミッチェルも射手座が強いです。
開拓者精神や人種問題に関わっている作品が多いかなあ、とも思います。
ともかく、アメリカの自由精神やアメリカンドリームといわれる希望は、
射手座っぽいなあ、と思います。


ちなみに、アメリカといえば、イギリスに次いで推理小説の大作家が多い国です。
推理小説の祖であるポーはもちろん、ハメットやチャンドラーなど、
ハードボイルドな探偵が登場する作品が多いようです。
また、ブラッドベリスティーブン・キングなど、SFやホラーなど、
大衆文学の作家で優れた人物も多いです。
これは、アメリカではパルプマガジンという、
安くて大衆向けの作品がかなーり人気だったためでしょうか。
さすが、労働者と自由の国のアメリカらしいです。


また、ハリウッドのある国だけに、小説が映画化されることも多いみたいで、
だいたいの有名な小説は映画化しています。
スタインベックの『エデンの東』、ミッチェルの『風と共に去りぬ』とかは、
映画のイメージがかなり強いです。
また、映画や戯曲のシナリオを書いて成功した作家も多いです。
村上春樹が大好きなフィッツジェラルドはスランプ時代に
映画のシナリオを書きまくって飢えをしのいでいたらしいです。


わたしが個人的にアメリカ文学で好きなのは、
子供の時に大好きだった『若草物語』とか、
中学校時代に読みふけった『風と共に去りぬ』、
O・ヘンリーの『賢者の贈物』でしょうか。
他、ホーソン、トウェイン、ヘミングウェイあたりが好きです。
逆に、ポーやフィッツジェラルド、フォークナーは苦手。
ポーは作品は嫌いじゃないけれど、怖いのとグロいのが苦手なので・・・
わたし自身は射手座太陽で、蠍座の水星や蟹座の火星など、
全体的に水が多めです。
作風の好みで言うと火属性と水属性の強い作家が好きで、
風属性、特に双子座が強い作家は苦手です。
天秤座の太陽で、双子座のかなり強いフィッツジェラルドとか、
三本の指に入るくらい苦手かも・・・
(他の二本はフランツ・カフカトーマス・マン
作品の好みって本当、星が反映されてるなあ、
と思います。