文豪とホロスコープ

星占い&読書好きが主に古今東西の文豪のホロスコープを見ていきます。ほか、読書感想や星占い関連について、日々のつれづれなど。

文豪とホロスコープ アメリカ作家編その10、ミッチェル

マーガレット・ミッチェルアメリカの女性作家です。
作品は『風と共に去りぬ』のわずか一作のみですが、
無名の作家の作品としては異例なほどの成功だったといいます。
代表作は『風と共に去りぬ』。

・人となり
ミッチェルはジョージア州アトランタの出身です。
風と共に去りぬ』は彼女の自伝的作品であるらしく、
女主人公のスカーレットの出身地でもあります。
大学を中退後、新聞記者として五年間インタビュー記事を担当したそうです。
足を痛めて退社し、執筆に取りかかり、
10年をかけて作品を書き上げたそうです。


風と共に去りぬ』は映画化もされ、大成功でしたが、
あまり彼女にとっては幸せな結果になりませんでした。
好き勝手な批評や周囲からのやっかみ、迷惑なファンのために
私生活が乱されてすっかり参ってしまい、作家活動は辞めてしまいました。
自動車事故がきっかけで亡くなりますが、
彼女の遺志により、全ての原稿を破棄しました。


わたしにとっては、中学校の時に母に勧められて読んだ本で、
思い出深い本ですが、
分厚い本が五巻もあって読むのに苦労したことを覚えています。
風と共に去りぬ』は女性が主人公の歴史大河小説って感じですね。
NHKドラマの『篤姫』みたいなイメージで(時代も概ね同じくらいですし)、
スカーレットさん(母風にいうと)がとにかく強い女性という印象が残っています。
反対に周りにいる男が弱いのか、スカーレットが強すぎるから弱く見えるのか。
微妙なところですね。

それにしても、アメリカの女性作家って強そうな人が多いですね。
同じ女性作家にしても、イギリスやフランスはもうちょっと違うかなあ、と。
アメリカ人では一家を支えるために働いていたオルコットや、
奴隷解放運動をしたストウ夫人や、パール・バックなど、
働いて自己主張するキャリアウーマンなイメージ。
その中でもミッチェルは特に強そうな女性ですが。


ホロスコープ解説

マーガレット・ミッチェル(1900/11/8 出生時間不明)

蠍座の太陽、牡牛座or双子座の月、Ascは不明。
蠍座の女です。それっぽいですね。
蠍座女性は某美川憲一の影響で情熱的で恋に生きるやや怖い女性、
っていう個人的イメージですが、
私見では蠍座の性質は一途で忠実かなあと思います。
絶望の中から皆を背負って立ち上がり、
長年一人の相手を思い続けたスカーレットぽいなあ、と思います。
病床のメラニィとの会話で、
わがまま放題に見えて、本当は優しい女性なんだなあ、と
ほろりと来た覚えがあります。
実際は結構ドライらしいですね。
終わった恋はさっさと忘れて新しい恋を探すような。


ですが、当てつけで結婚した相手が亡くなって早々、
新しく現われた相手(レット・バトラー)にくらっと来たりもします。
ミッチェルは蠍座以上に火属性が強くて、
とくに獅子座の火星が良い仕事をしている感じがします。
この火星は太陽とスクエアしていますが、
彼女の強さや他の人間に頼れないプライドの高さが表れています。
また、初恋の相手をかなり理想化している面があるのですが、
獅子座の男性・女性にはけっこう見られる現象です。
ちなみに、ミッチェルは三好達治と同じ年なのですが、
なんか似ているところがあるなあ、と思います。
相手を理想化しているあたりが、特に。


月は不明ですが、双子座かなあ、と考えています。
牡牛座だったら他の人間なんて気にせずに作品書き続けている気がするから。
双子座はメンタル弱くて他の人の評価を気にする性質ですからね。
また、『風と共に去りぬ』といえば、
名台詞の「明日は明日の風が吹く」でしょう。
この台詞って、双子・射手座が好きそうですが、
双子も射手も強いので、それっぽいなあ、と思います。