文豪とホロスコープ

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文豪とホロスコープ イギリス作家編その6 ルイス・キャロル

ルイス・キャロルはイギリスの詩人・児童文学作家です。
実は大学の数学教授が本職です。
知り合いの女の子のために話した即興話を物語にした、
不思議の国のアリス』は世界中で有名になった童話です。
代表作は『不思議の国のアリス』と続編の『鏡の国のアリス』など。

 

・人となり
キャロルの本名はチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンといい、
子供の頃から詩や劇作りに才能を発揮していたそうです。
大人になってからは大学の数学教授を務め、
学長の娘たち三姉妹と仲良くなり、
その内のひとりが『アリス』のモデルとなったアリス・リデルでした。

 

キャロルはアリスだけでなく、
16才以下の小さな女の子と仲良くするのが好きだったそうです。
・・・これは変な意味ではないと思いたい。切実に。
ただ、実際に小さな女の子に色々な格好をさせた写真
(キャロルは写真も趣味でした)
が残っているので何ともいえません。
ちなみに、キャロルは生涯独身です。

 

キャロルの本職は数学者で、『アリス』の世界でも
論理を使った言葉遊びが多数出てきます。
また、「亀がアキレスに言ったこと」という論理学のパラドックスについて
書いているものもあります。
アリスらしさもあり、ちょっとおもしろいです。


ホロスコープ解説
ルイス・キャロル(1832/1/27 3:45)

 

水瓶座の太陽、射手座の月、ASCは射手座。
射手のASCと月はほぼ合していて、第一ハウスにて金星と火星が合しています。
なので、射手座がかなり強い印象です。
『アリス』は児童文学の中でもかなり人気がありますが、
児童文学作家はどこかしら射手座が入っていることが多いようです。
そういえば射手座作家のトウェインはアリスと赤毛のアンを歴史に残るヒロインと大絶賛していましたが、
ここの作家達、全員射手座が強いですね。
ちなみに、キャロルは背の高いイケメンで、特に女性からの人気が高かったそうです。
射手座っぽいなあー。

そこに論理的かつ常識にとらわれない水瓶座が入ってくるのが面白い。
ちなみに太陽水瓶座、月射手座の組み合わせに偉人が多く、
先日紹介したディケンズの他、
楽家モーツァルトや発明家のエジソンも同じ太陽月です。
エキセントリックな天才肌が多い配置なんでしょうか。
妙に常識外れというか、やることが子供っぽい印象もありますけど。

 

というわけで射手座が強いキャロルですが、
意外と水星は山羊座です。
アリスは言葉遊びが多いのですが、
マザーグース的な音の違いを楽しむものの他、
論理の問題や文法の言葉遊びなどもあります。
キャロルはひとつの言葉にふたつの単語を入れたかばん語
(日本語の例、よそう+盛る=よそる、微笑+苦笑=微苦笑など)
が得意だったそうです。
特に文法上の遊びなどは山羊座っぽくもあるのかな、と思います。
そうすると『不思議の国のアリス』は論理と遊びと言葉、
水瓶と射手と山羊の混合の結果とも言えるかもしれません。