文豪とホロスコープ

星占い&読書好きが主に古今東西の文豪のホロスコープを見ていきます。ほか、読書感想や星占い関連について、日々のつれづれなど。

占星術と読書法について1

ブログも一年経過し、

一回、目先を変えたテーマについて考えてみたいと思います。

テーマはずばり「占星術と読書法」です。

 

本の読み方にも様々あります。

教科書みたいに作品の正しいメッセージを読み取ることが正解とは限りません。

多種多様な読みを追及したり、感情移入して読んだり、

純粋に言葉の面白さを読むなどなど。

正解はないわけです。

 

 

ただまあ、どんなものにも正しい方法や意義っていうのを求める人はいるもので、

よくある意見としては「自分の意見と違う本を読まなきゃならない」ってやつ。

「人は誰しも、自分の世界と価値観でしかものを見ることができない。
 読書の強みは、自分の考えやイメージを相手にも追体験させること。
 だから、違う考え方を身につけるために、自分とまったく違う人の本を読んで、
 違う考え方を身につけるべき、
 自分の考えに近い本ばかり読んでいるのは駄目だ、精神的自慰だ」

 ……って言う人もいるわけですよ。上の文章はイメージですが。

よく言う「自分の世界を広げるために全く知らないジャンルの本を読もう」

みたいなやつ。

言うのは簡単です。

が、実際はそんな簡単な話じゃないです。

星占いで言うところの、オポジションやスクエアの相手の考えを理解しろ

って言われているのと同じです。

牡羊座に天秤座や蟹座の考え方を説明しても分からないでしょ。

逆もまた然り。

射手座に双子座や乙女座の精神構造をそっくり理解しろと言われても、

かなりの精神的苦行です。

なんで癒やしの時間である読書の時間にそんな苦労をしなきゃならないのか。

 

実際、経験上、自分のホロの要素がない作者の本は理解するのに苦労します。

作品に感情移入するタイプだからかもしれませんが、

太陽射手座のわたしは太陽双子座、乙女座の作家さんの本がわりと苦手です。

あんまり理解できないというか……

天秤座や牡牛座も要素が薄いので、

面白いと思うけれど、あんまりするっと入ってこないです。

逆に射手座の作家は親和性が強い。

ぱっと読んですぐ理解できたり、好きだな~って思うのは

太陽が射手座の人が多い気がします。

太陽が射手じゃなくても月や金星や火星が入ってたりする。

トライン関係にある牡羊座や、水星のある蠍座もわりと理解しやすい。

けど、不思議なことに獅子座や月のある魚座の作家はそれほど好きではない(笑)

わたしの場合、獅子座にはキロンがあるし、

月は自分のわりと見たくない部分も表わしている、

っていうからでしょうかね。

 

と、最後の方は自分語りになっちゃいましたが、

次回は実例をあげて考えてみます。