文豪とホロスコープ

星占い&読書好きが主に古今東西の文豪のホロスコープを見ていきます。ほか、読書感想や星占い関連について、日々のつれづれなど。

文豪とホロスコープ海外編その2 モンゴメリ

海外編2回目です。

今度も好きな作家でやらせてもらいます。

わたしが好きな本として多分、真っ先に挙げるだろうものが『赤毛のアン』です。

あの生活感が好きなのはもちろんですが、

日常の大半を想像に費やしているアンと、わたしが似ているなあと思うから。

仕事中にあれこれ想像してうっかりミスすること多数。。。

 

L・M・モンゴメリはカナダの女性作家です。

日本では児童文学の『赤毛のアン』の作者として知られています。

というか、ほとんどこれ一本で有名ですね。

代表作は『赤毛のアン』と続編を含めたアン・シリーズ(全十巻)です。

 

本名はルーシー・モード・モンゴメリ

2才で母親を亡くしたため、生母の記憶はほとんどないそうです。

父親のことは大好きでしたが、仕事の関係で少女時代は祖父母に育てられたそうです。

祖父母が住んでいたのがカナダ本土から少し離れたプリンスエドワード島

後に『赤毛のアン』の舞台となる場所です。

 

祖父母の教育は厳しく古典的で、

やっと再会できた父親は新しく若い女性と再婚していました。

子供時代は結構孤独だったようです。

その分、好きな場所に名前を付けたり、あれこれ妄想をしていたとか。

 

『アン』はモンゴメリの子供時代や人生が元になっているようです。

モンゴメリは教師を経て、結婚した後は牧師夫人となります。

アンも教師として働き、牧師夫人はとても素敵な人物として描かれています。

しかし、前述した通り、モンゴメリにとって子供時代はのびのびしたものではなく、

打算的だった結婚はあまり幸せなものではなかったようです。

分身と言うより、こうなりたかった自分というのが近いのかもしれません。

 

 

ところで、カナダって英米文学のどれに入れたらいいんでしょうか。

地理としてはアメリカに近く、歴史的にはフランスが親しい。

『アン』の舞台であるプリンスエドワード島のルーツはイギリスにあって、

イギリス文学から多数引用があることから英文学が一番近いんでしょうが、

微妙なところですね・・・。

 

L・M・モンゴメリ(1874/11/30 出生時間不明)

太陽は射手座、月は獅子座か乙女座。多分、作品の内容からして乙女。

 太陽射手座はすっっっっごくよく分かる。

ロマンチックな想像(妄想)好き、読書好き、どストレートに物を言う。

ついでに、ロマンを感じた時の「ぞくぞくする」という表現、

これがとっても射手座らしいと思います。

射手座はこう、格好よさや自分の中に熱がぽっと灯る感じがした時にぞくぞくします。

理屈ではなく、直観的にイイと思ったものが好きです。

騎士道物語や古典もの、幻想趣味が好きな傾向が強いなあと思います。

モンゴメリは学生時代、授業中にロマンス小説を読んでいたらしいですが、

 アンもシェイクスピアやら妖精やらが大好きですね。

同時に、乙女座も同様にロマンチストです。

どちらかといえば、射手座は自分の頭の中だけで妄想が出来ますが、

乙女座は現物を目の前にして想像を膨らませるのが得意なのかも、と思います。

だから、現実の場所にロマンチックな名前を付けるというのは、

かなり乙女座っぽいと思います。

 ちなみに、夢見がちなアンに冷静なツッコミを入れてくれる主婦のマリラは、

かなり乙女座っぽいですね。

想像力豊かで地に足が着いていないアンと常識人で頭の堅いマリラ。

太陽と月のスクエアそのまんまで、なかなか興味深いです。

 

他に気になるポイントとして、 

火星と木星が天秤座でゆるくコンジャクションしています。

アンと同様、作者本人も見た目にかなり気を使っていることがわかります。

おしゃれでしょうし、少しでもよく見えるように見た目や服装に気を払います。

アンも最新流行の服を買いたがったり、なにかとおしゃれです。

あとは、火星は怒るポイントを表わしています。

アンの中で有名なシーンのひとつに、

クラスメイトのギルバートの頭を石版で殴りつけるシーンがあります。

気にしていた赤毛を馬鹿にされたことが原因でしたが、

見た目を馬鹿にされてマジギレというのも納得だなあ、と思います。

 

しかし、アンは怒ると結構手が出ますが、

天秤座はそこまで急に怒ったりしないイメージなんですけどね・・・

沸点の低くて手が出るのが早い射手座の影響か、

個人的にはアセンダント牡羊座にあるのでは?と思っています。

モンゴメリはともかく、アンはアセン牡羊座っぽいなあ、と思っています。

天秤座火星とオポしてれば自分の見た目が気に入らないのはわかりますし、

射手座よりもさらに気が短いので、キレると間違いなく手が出る。

あとは、赤毛(牡羊アセンは頭部に特徴が出やすいらしい)。

わたし自身はアセン牡羊なのですが、

昔から短気で頭に血が上ると、すぐ物を投げたり手が出る。

あとは、背が低いとかかな・・・これは人によるか。

しかし、痛恨の出生時間不明なんですよねー。

 

射手座の作家は、どこか現実と距離を取る傾向があると思います。

赤毛のアン』の場合は大人(作者)から見た子供時代という精神的な距離がある。

その辺りはトウェイン(太陽射手座)やルイス・キャロル(月射手)も同様。

懐かしいあの頃を振り返って、それがどれだけ幸せだったか、輝いていたか。

だから、児童文学と言われていますが、大人も楽しめる。

というより、大人が見た方が良さがわかるのかもしれない、と思います。

 

朔ちゃんのこと

月に吠えらんねえ』を読んでいてふと思ったのですが、

朔ちゃんって、理論好きだよな、と。

詩論はもちろん、性やら日本の文化や教育に関しても語っている。

以前に童話と子供について書いていたのを読んで、

よく言った!と感動したことがある。

理論が好きというより、自分の考えを言葉という「形」にすることで確認している、

・・・のかもしれない。

 

萩原朔太郎はエレメントではかなり水が強いのだけれども、

月は山羊座で、蠍座の水星と牡牛座の海王星オポジションしている。

風は木星の天秤座と、月とスクエアしているだろう天王星

そして水星とやはりオポジションしている冥王星

けっこう重要なところに地や風が入ってきているわけで。

「形」にするための素地はちゃんとあるわけだ。

 

この中では、とくに、水星関係が一番重要だと思う。

蠍座は察知能力が高くて、蠍座の重要な星は「霊感がある」とすら聞いたことがある。

それくらい勘が鋭くて敏感ということだろうけれど。

敏感。

朔ちゃんの水星は海王星オポジションしている。

不安やらなんやら、形のないものを察知する能力が凄まじいのだと思う。

しかも、冥王星が絡んでいればなおさら。

徹底して集めてしまう。

また、冥王星が絡むと何かと不吉になる気がする。

たとえば死、とか。

冥王星は目に見えないほど大きなパワーを司るけれど、

人間にとって一番大きなものは生死、

と言う面もある。

心理学でいうタナトスというやつで、人間の心理の中には常に死への衝動がある、

らしい。

朔ちゃんの詩には、それを強く感じる。

同時に、タナトスの反対はエロスといって、こっちは生への衝動と言えるのだろうか、

エロスという名前からも分かるように、

種の保存の観点から、「生」は「性」と繋がっている。

性といえば蠍座のテーマであり、朔ちゃんの得意なテーマでもある。

話が逸れたけれど、海王星冥王星的なテーマを蠍座の水星でキャッチして、

だけど形にならないものを抱えているのは苦しいわけで、

それが死とかに関わるならなおさら重いわけで、

形がないものをなんとか「形」にしようとして、

自然と理論好きみたいに見えるのかなあ、と思った。

そうしようとした結果、あんなに病んでる詩が出来たのだろうけれど。

 

詩人はそもそも海王星とのアスペクト多いなあ、と思う。

この海王星がどういうサインで、どういう星と関わっているかで作風は変わる、

のかも。

海王星は「詩人の星」だから?

このへんについてはいつか考えてみたいなあ、と思う。

 

 

文豪とホロスコープ海外編その1 H・C・アンデルセン

お久しぶりです。

(趣味の)小説のプロット作りのため、久しぶりの更新です。

日本の作家がおおかた終わった(まだまだ残ってますが)ので、

日本以外の作家に入っていこうと思います。

 

とはいえ、日本に比べて世界は広いです。

英米文学、フランス文学、ドイツ文学、ロシア文学とジャンルも様々。

どこから手を付けていいやらなので、純粋に好きな作家から始めます。

というわけで、童話で有名なアンデルセンです。

何が好きかと言いますと、作品と、あとは生涯がやたら面白いから。

代表作は『人魚姫』『みにくいアヒルの子』『雪の女王』など。

 

本名はハンス・クリスチャン・アンデルセンと、やたら長い名前です。

北欧はデンマークの、貧しい靴職人の家に生まれました。

小さい頃は母親に溺愛され、夢見がちでお人形の服を作るのが趣味という、

女の子みたいな少年でした。

 

10才くらいの時に大好きだった父親が亡くなって、

クリスチャン(こっちが通称らしいです)少年も働く必要が出てきました。

そこで何を思ったのか、都会に出て演劇関係の仕事に就こうと考えます。

何しろシェイクスピアの大ファンで、街の路上で真似事をするくらいでした。

そして、クリスチャン少年の特技は歌でした。

女の子みたいな綺麗な高音だったとか何とか。

それを活かして、オペラ歌手になろうと一人で首都のコペンハーゲンに行きます。

当時14才で、大成功と出世を目指して旅立ちます。

 

その行動力は素晴らしいのですが、現代で言えば、

大物ミュージシャンになろうとして都会に出る田舎者です。

当然上手くいくわけもなく、

そうこうしているうちに自慢の高音も声変わりしてしまい、

俳優への夢は途絶えます。

いや、声変わりははじめに考えとこうよ、とも思いますが。

その後も職を転々としたり、スポンサーのお陰で通った先の大学で、

校長先生にいじめられたり、様々な苦労を重ねて、

やっとこさ童話で成功します。

 

ここまででもツッコミ所が多くて結構面白いのですが、

伝えられているエピソードがまた面白い。

超神経質だったらしく、旅行好きでしたが、火事に遭ったときに逃げるために、

常に荷物の中にロープを入れていたとか、

死んでいると思われて生き埋めになった男の話を聞いて、

「寝ているだけです」と書いたメモを枕元に置いておいたとか、

その他もろもろ、ネタには事欠きません。

あとは女性と上手く付き合えないことが悩みで、

何度も失恋を繰り返して、結局生涯独身だったとか。

しかし、この女性関係については複雑な事情があるらしいです。

それについては、後で書きます。

 

H・C・アンデルセン(1805/4/2 1:00)

海外の作家は日本と違って出生時間が分かっているのが良いですね。(一部例外あり)

お陰で、アセンダントもハウスもわかります。

太陽は牡羊座で、月は牡牛座。

太陽に水星がタイトにコンジャクション、加えて土星もきつくオポジション

ここがけっこうすごい。

前述の通り、この人は結構な苦労人です。

 童話で成功したのが、30近くになってからでした。

どうして苦労していたかというと、もちろん貧乏な家出身ということもあります。

当時は今と比べものにならないくらい階級意識や生まれが重要でしたから。

ということもあるのですが、主に

人の話を聞かないことと空気を読まないこと、

なんじゃないかなあ、と思います。 

そもそも、ろくに教育も受けてない子供が後ろ盾もなく都会に出ようと考えるのは、

周りの大人の忠告を聞かなかった結果ですね。

苦労するのが目に見えているけれど、

その苦労と無鉄砲があってこそ、階級を飛び越えて成功できたという。

 

ここらへんは実に牡羊座らしいのです。

牡羊座は成功できるかどうか、人からどう思われるかよりも、

自分がしたい、したくないという熱意で物事を判断します。

この時に何を言われようと、まったく耳に入らない。

だから失敗も多いし、案外傷つきやすかったりするのですが、

不可能って言われても何度でもチャレンジする。

ついでにいえば、射手座の木星アセンダントもその傾向が強いです。

太陽、水星と木星はトラインなので、けっこう楽観的にやってたんでしょうね。

あとは旅行好きというのも納得です。

というか、火属性めちゃくちゃ強いな、この人。

 

太陽と水星がコンジャクションしている人は自分の経験から話を作るのが達者です。

 この人の書いた童話はいくつかご存じだと思いますが、

けっこうな数の童話が実体験を含んだものらしい、です。

みにくいアヒルの子』とかが典型的です。

一番有名な『人魚姫』もそうなのですが、

これは失恋経験を話にしたらしいのです。

その相手は実は女性ではなく・・・という説があります。

男性にかなり親しげな手紙を送っていたそうです。

しかし、もちろん想いが届くわけもなく、その相手は結婚します。

その痛手から『人魚姫』は生まれた、という(笑)

太陽と土星がコンジャクションかオポジションしている作家って、

どことなく同性愛者が多い気がします。(全員ではないです、もちろん)

江戸川乱歩川端康成サマセット・モームなどなど。

だから根も葉もない噂じゃないなあ、と思うのですが、

『人魚姫』好きとしては・・・まあ複雑です。

 

そういえば、この人の金星は魚座です。

だからか、『人魚姫』はかなり魚座っぽい話です。

海、憧れ、純粋な愛、自己犠牲など、キーワード掘り出すとそういう感じがします。

そもそも人魚そのものが魚座っぽいです。

もちろん他の要素もあるのですが、それについては機会があれば書きます。

 

星座別作家まとめ

ホロスコープも集まってきたため、星座別に作家をまとめたページです。

なおこの場合の「星座」は太陽星座です。

今後も随時更新していきます。

 

牡羊座

二葉亭四迷(日本)

島崎藤村(日本)

小川未明(日本)

佐藤春夫(日本)

遠藤周作(日本)

 

牡牛座

樋口一葉(日本)

武者小路実篤(日本)

中原中也(日本)

中島敦(日本)

 

双子座

川端康成(日本)

太宰治(日本)

 

蟹座

小泉八雲(日本)

坪内逍遙(日本)

 

獅子座

幸田露伴(日本)

谷崎潤一郎(日本)

室生犀星(日本)

吉川英治(日本)

三好達治(日本)

新美南吉(日本)

立原道造(日本)

司馬遼太郎(日本)

 

乙女座

国木田独歩(日本)

若山牧水(日本)

宮沢賢治(日本)

 

天秤座

正岡子規(日本)

江戸川乱歩(日本)

坂口安吾(日本)

 

蠍座

泉鏡花(日本)

萩原朔太郎(日本)

織田作之助(日本)

 

射手座

与謝野晶子(日本)

永井荷風(日本)

小林多喜二(日本)

久米正雄(日本)

 

山羊座

尾崎紅葉(日本)

菊池寛(日本)

夢野久作(日本)

・徳永直(日本)

堀辰雄(日本)

三島由紀夫(日本)

 

水瓶座

森鴎外(日本)

夏目漱石(日本)

徳田秋声(日本)

田山花袋(日本)

北原白秋(日本)

井伏鱒二(日本)

梶井基次郎(日本)

中野重治(日本)

 

 魚座

有島武郎(日本)

正宗白鳥(日本)

高村光太郎(日本)

志賀直哉(日本)

石川啄木(日本)

芥川龍之介(日本)

横光利一(日本)

 

 

文豪とホロスコープその41 立原道造

立原道造は日本の詩人です。

13才の時に自作の歌集を作ったそうですから、かなりの早熟ですね。

詩人の他に建築家としても活動していて、賞を取ったこともあります。

しかし、24才と日本文豪でも屈指の若さで急逝しました。

代表作は『萱草に寄す』『暁と夕の詩』。

 

彼の詩はすごく優しいです。というか、初々しくて可愛らしい。

女性に人気が出そうな感じ。

人柄も優しくて、いかにも良い人オーラが滲み出ていたそうです。

室生犀星堀辰雄と仲が良くて(室生さんは彼のことをドーゾ―と呼んでたらしい)、

とくに堀辰雄のことを大層尊敬していましたが、

たしかに作品傾向は二人と似ているなあ、と思います。

 

詩人漫画の『月に吠えらんねえ』では通称ミッチーとして登場しています。

ミッチーくんはかわいいです。

文アルでもそのうち登場することを願っています。

 

立原道造(1914/7/30 出生時間不明)

獅子座の太陽、蠍座の月(確定)。

太陽が獅子座の詩人というと、他に室生さんや三好くんがいます。

共通点は叙情詩人、というところでしょうか。

叙情詩は自分がどう感じたか、という感性が重要になるからかなあ、と思います。

言葉の響きや巧さよりもイメージや共感重視というか。

この三人、蟹座に重要な星が入っているところも共通していますね。

しかし、月が蠍座というのはちょっと意外でした。

かなーり頑固そうですね。

詩の中になんとなく死を感じさせるものがあって、

「?」と思っていたのですが、

蠍の月のせいかなあ、とも思います。

 

ミッチー(と呼ばせてもらいます)の作風が一番表れているのが、

乙女座の金星、火星のコンジャクションです。

たしかに、彼の詩は「乙女」や「少女」だなあ、と。

乱暴な言い方をすると処女や童貞っぽい。

優しいけれど弱々しくて、ちょっと健全な男子としては心配になる感じ。

金星と火星がコンジャクションしていると、

男性は女性っぽく、女性は男性っぽくなる、ということもあります。

しかも乙女座なので、かなりの潔癖症

乙女座は地属性ですが、水星が守護星です。

なので、知的、精神面にも重点を置いています。貞操観念も厳しい。

こじらせると現実の女性を直視できず(肉体的なものを否定するわけです)、

知的・精神的なものばかり追いかけることも。

良い例がD・H・ロレンスの『チャタレー夫人の恋人』。

ミッチーの詩はかなり処女っぽいので、たぶんこじらせてたんじゃないかなあ、

と思います(個人的な感想ですが)。

 

ミッチーの詩はたしかに優しい。

優しいのですが、なんとなく物足りない感じもするんですよね。

亡くなったのが24才というと、まだ太陽期に入っていません。

乙女っぽい詩が乙女座の金星期(15~25才頃)とすると納得ですが、

詩人としてはまだまだこれからだったのかなあ、とも思います。

作家界で急逝はよくある話ですが、勿体ない。

 

 

乙女座さんにおすすめの本

こんにちは、

しばらく右手の腱鞘炎でお休みしていました。

今年に入ってから身体の故障が多いのはなんででしょうか。

 

昨日、太陽が乙女座入りしましたね。

乙女座さん、おめでとうございます。向こう一ヶ月、良いことがありますよう。

というわけで、乙女座の人におすすめの本を書いてみます。

私的に、

「太陽と同じサインに星がある人の本は面白いと感じる」、

と思っています。

自分は射手座ですが、同サインに太陽や月、2,3個星が集まってる人の本は、

面白いと感じることが多いなあ、と思います。

トラインしている(つまり同エレメントな)星座の作家も好きなことが多いですが、

今回は同サインに限定して、

乙女な乙女座作家たち(もちろん男性含む)を難易度別に集めてみました。

 

宮沢賢治:『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店
難易度 ★
日本人なら誰でも知っている児童文学。
独特の擬音語&表現で、とにかく読みやすい。
かつ、小さな動物や自然の出てくるところは非常に乙女座的で、

持ち前の鉱物や自然の知識や世界観がツボになるのでは。
宮沢賢治の言う「みんなのための、ほんとうの幸い」というのは、

「誰かのため」を思って一生懸命になるという、

乙女座にとっては重要なテーマと呼応するのでは、と思います。

 

 

・メアリ・シェリー:『フランケンシュタイン
難易度 ★★
世界的に有名なモンスター、の原作。ちなみにフランケンシュタインは人物の名前。
怪物(案外努力家でシャイ)含めた登場人物に乙女座らしい人物が多く、
特に主人公の婚約者のエリザベスは乙女座女性のイメージに近い。
ただし昔の小説なので、
フランケンシュタインという人物から伝え聞いた話を書いた話」
という体で書かれていて、多少形式がややこしいかもしれないです。

 

アガサ・クリスティ:『オリエント急行殺人事件
難易度 ★★★
理路整然とした推理や、毒物などの豊富な知識が特徴で、
読み終わりがさっぱりする。
現実的な描写やトリック、それと巧妙な伏線はさすが乙女座。

個人的にはポワロのシリーズよりも、

ミス・マープルが主人公の方が乙女座っぽいのでは?と思っています。

 

 

トルストイ:『アンナ・カレーニナ
難易度 ★★★★★

いわずと知れたロシアの大文豪。
主人公のアンナは華やかな女性だけれど不幸になり、
同時進行するキティの恋愛は普通だけど幸せに描かれていて、
トルストイ自身は平凡な日常に価値を見出していたことがわかります。
社会批評、自然描写も素晴らしい。
けれど、いかんせん長くて難しい。大名作を読むならこれ。

 

なお、乙女座作家たちは乙女座に星が入っている作家で、

太陽乙女座というわけではありませんのであしからず。

これから始まる読書の秋に一冊、いかがでしょうか?

 

 

永井荷風についてその1

前に永井荷風について書いた時、いまいちどんな人かわかっていなかったので、

集英社新書の『永井荷風という生き方』(松本哉、2006年、集英社

にて、勉強してきました。

以下、永井荷風についてまとめてみました。

 

1、女好き? 家庭嫌い?

永井荷風といえば、生涯様々な女性と付き合ったことで有名。

あるとき思い至って、愛人一覧表を作ってみた荷風

関係を持った女性の数(妻、臨時のものを除く)は、挙げてみれば16人ほど。

30代半ばに結婚もしましたが、まず家庭というものが息苦しくて仕方がない。

妻への遠慮や煩わしい親戚づきあいが大嫌いで、半年もしないうちに離婚。

すぐに付き合っていた芸者と再婚もしましたが、そちらも一年経たずに破局

理由は荷風の女好きと浮気の他に、家庭というものが嫌いだったかららしい。

口うるさい妻や面倒な子供なんていないのが一番。

それから後、40年間以上は独居を通しました。

 

荷風氏は家庭というものが大っ嫌いだったと聞いて、

ぱっと浮かぶのは月の問題です。

蟹座か獅子座かは分かりませんが、

もし月が獅子座だとしたら、個人主義ですから納得です。

もし月が蟹座だった場合は天秤座の金星とスクエアとなります。

月と金星のハードアスペクトは、よく浮気や不倫、好色さに繋がります。

甘えん坊なところがあるというか、女性関係に対してルーズというか、

女性関係に対して我慢しないところがあるのが原因かと思うのですが、

まあ、なるほどな、と思います。

そもそも、太陽は女関係には積極的な射手座ですし。

タイプ的には純粋に美しい女性が好きでしょうか。

月や火星から見ると、肉感的でスタイルが良いとなお良いでしょうね。

 

2、ライフワーク=日記

永井荷風は日記が大好きな人でした。

いくつか日記は付けていたのですが、有名なところでは『断腸亭日乗』。

37才から79才まで毎日付けていた記録をまとめたものです。

わざわざ一年ごとにまとめて製本していたとか。

 

この日記のすごいところは、本音が何でも書かれているところ。

もちろん、日々の移ろいが文豪らしい美文で綴られている部分もありますが、

それ以上に荷風の正直さがすごい。

永井荷風は人の好き嫌い(とくに文士に対して)が激しい人だったらしいのですが、

人の悪口が書いてあるわ書いてあるわ。

ちょっとでも気に触った、または批判した人間は許さない。

日記で即座にぶった切っています。

特に嫌いな菊池寛についてはメッチャ書いてある。年賀状もわざわざ送り返したほど。

大丈夫かな・・・文アルの図書館・・・

直接言わないあたりは大人なのか、単に小心なのか、判断に迷います。

 

また、すごいのが戦時中の日記。

フランスが大好きでヨーロッパに留学したほどの荷風は、

日記の中でフランスが勝って欲しいと書いています。

他にも戦争の愚かさや小役人の態度にイラッときた等々、愚痴を挙げれば切りがない。

たかが日記といえども、されど日記。

戦争中のこともド正直に書けるのは日記だからこそ、という面もありました。

 

荷風氏は日本では比較的珍しく射手座(ちなみに筆者の誕生日の一日前)なのですが、

射手座といえば正直者です。

たまに大言壮語したり誇大妄想が膨らむことがありますが、

基本的には常に真実を言っていたい、嘘を嫌う人種です。

人を欺くとか、空気を読むとか、おべっかを使うことも嫌いです。

けど、周りの人を傷つけたくないし、嫌な雰囲気にはしたくない。

が、真実は言いたいし、自分が感じたことは絶対に正しい(と思っている)、

火属性に共通する悪癖、「根拠なき自己肯定感」が発動している。

その折衷案が日記だったのかなあ、とも思います。

周りをあまり気にしない牡羊座(例えば佐藤春夫氏とか)と違って、

射手座って、案外そういうのを気にする性質だと思います。

個対世界の星座だから、意外と社会性があるというか。

そういうところは対岸の双子座と似ているのかなあ。

また、荷風氏は水星も射手座なのですが、逆行の水星です。

ここも口で言うよりも日記に書く、ということに関係しているのかな?

 

他にも羊座の土星(意外と気が小さい)とか、牡牛座の火星(形に残したい欲)など、

思い当たる節がいくつかあります。

まず、40年以上も毎日書き続けるというところがすごい。

ただの射手座だったら、100%途中で飽きる。もう、三日くらいで飽きる。

牡牛座とか、不動宮の力がないと絶対に不可能。

しかし、この火星も逆行しているんですよね。やっぱり口で言えなかったのかな・・・

 

 

(その2に続きます)