文豪とホロスコープ

星占い&読書好きが主に古今東西の文豪のホロスコープを見ていきます。ほか、読書感想や星占い関連について、日々のつれづれなど。

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

文豪とホロスコープその41 立原道造

立原道造は日本の詩人です。 13才の時に自作の歌集を作ったそうですから、かなりの早熟ですね。 詩人の他に建築家としても活動していて、賞を取ったこともあります。 しかし、24才と日本文豪でも屈指の若さで急逝しました。 代表作は『萱草に寄す』『暁…

乙女座さんにおすすめの本

こんにちは、 しばらく右手の腱鞘炎でお休みしていました。 今年に入ってから身体の故障が多いのはなんででしょうか。 昨日、太陽が乙女座入りしましたね。 乙女座さん、おめでとうございます。向こう一ヶ月、良いことがありますよう。 というわけで、乙女座…

永井荷風についてその1

前に永井荷風について書いた時、いまいちどんな人かわかっていなかったので、 集英社新書の『永井荷風という生き方』(松本哉、2006年、集英社) にて、勉強してきました。 以下、永井荷風についてまとめてみました。 1、女好き? 家庭嫌い? 永井荷風…

文豪とホロスコープその40 織田作之助

織田作之助は日本の小説家です。通称、織田作(オダサク)。 大阪の下町情緒溢れる作品を書くことで知られています。 代表作は『夫婦善哉』『世相』『可能性の文学』など。 大阪の仕出屋が実家で、大学は三高(今の京大)。 これは当時異例のことだったそう…

文豪とホロスコープその39 中島敦

中島敦は日本の小説家です。 中島敦といえば眼鏡と『山月記』。 だいたいの人が知っているのは、高校の教科書で『山月記』の作者としてと思います。 代表作は『山月記』『光と風と夢』『かめれおん日記』など。 中島敦は代々続く漢学者の家に生まれました。…

文豪とホロスコープその38 太宰治

太宰治は日本の小説家です。 坂口安吾、織田作之助、石川淳らと戦後に無頼派として活躍した作家です。 日本三大文豪に挙げられることもあり、日本を代表する作家としても良いでしょう。 代表作は『走れメロス』『斜陽』『人間失格』など。 前にも書きました…

文豪とホロスコープその37 中原中也

中原中也は日本の詩人です。 30才とかなり早めに亡くなりましたが、死後に再評価が進みました。 代表作の詩集は二つだけで『山羊の歌』『在りし日の歌』、他翻訳など。 詩では「サーカス」とか「汚れつちまつた悲しみに・・・」とか。 「サーカス」の「ゆ…

文豪とホロスコープその36 坂口安吾

坂口安吾は日本の小説家です。 戦後に無頼派、新戯作派と呼ばれたグループの旗手のような人です。 小説以外にも文化評論、随筆、推理小説、忍者活劇ものと幅広く書いています。 代表作の『堕落論』も文化評論で、 「人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要…

文豪とホロスコープその35 堀辰雄

堀辰雄は日本の小説家・詩人です。 代表作の『風立ちぬ』は、2013年公開のジブリ映画でちょっと有名になりました。 あれからもう5年か・・・ 代表作は『聖家族』『風立ちぬ』『菜穂子』など。 東京出身で、妾腹という複雑な出生をしています。 学生時代…

文豪とホロスコープその34 小林多喜二

小林多喜二は日本の小説家です。 プロレタリア文学の代表として、著書の『蟹工船』がよく知られています。 代表作は『蟹工船』『一九二八年三月十五日』など。 秋田県の出身で、北海道の小樽で育ちました。 実家の貧しさや身近に酷使される労働者を見たこと…

文豪とホロスコープその33 中野重治

中野重治は日本の詩人、小説家です。プロレタリア文学者としてがとくに有名で、 戦後は参議院議員をやっていたこともありました。代表作は『歌のわかれ』『梨の花』など。 福井県出身で、学生時代、関東大震災で金沢に避難していた室生犀星に弟子入りしまし…

谷崎潤一郎『痴人の愛』のナオミの謎

昨日、『痴人の愛』を読み終わりました。 もっと早く読んでも良かったかもしれない。 『痴人の愛』とは色々と谷崎潤一郎の作品です。 ひと言で言えば、「冴えない中年がナオミという小悪魔な少女の奴隷になる話」。 ドM作家の谷崎氏のドMさがよく出ている作…

日本文豪についての傾向と理解

なんか受験対策本みたいなタイトルをつけましたが、 ホロスコープを見た人数も増えてきたので、 ここらでひとつ、日本文豪についてまとめてみたいと思います。 データのみなら50人以上集まっているので、 眺めていると、おおまかに傾向みたいなのが出てき…

文豪とホロスコープその32 梶井基次郎

梶井基次郎は日本の小説家です。 31才で亡くなったため、作品数は少ないですが、個性の強い作品が多いです。 「桜の木の下には死体が埋まっている!」(『櫻の樹の下には』) という言葉は有名ですね。 代表作は『檸檬』『櫻の樹の下には』『Kの昇天』など…

文豪とホロスコープその31 三好達治

三好達治は日本の詩人です。 代表作は『測量船』『駱駝の瘤にまたがって』など。 大阪出身で、幼少期は病弱だったそうです。 陸軍士官学校に入りますが、北海道まで大脱走して退学。 その後、三高(京大)から帝国大学に進みます。 たしかこの辺りで萩原朔太…

文豪とホロスコープその30 川端康成

川端康成は日本の小説家です。 日本人の文学者で初のノーベル賞を受賞した作家でもあります。 代表作は『伊豆の踊子』『雪国』など。 川端氏は自伝や随筆も多く残していて、 経歴やエピソードがWikipedia等にこれでもかというほどに載っているので、 興味深…

文豪とホロスコープその29 横光利一

横光利一は日本の小説家です。 本名はとしかずですが、作家としてはりいちと読みます。 独特の表現を使うことから新感覚派と呼ばれ、特に戦前の日本を支えた文豪です。 代表作は『蝿』『日輪』『機械』など。 新感覚派というのは、一例をあげると、 「特別急…