文豪とホロスコープ

星占い&読書好きが主に古今東西の文豪のホロスコープを見ていきます。ほか、読書感想や星占い関連について、日々のつれづれなど。

2018-01-01から1年間の記事一覧

文豪とホロスコープ フランス作家編その12 サン=テグジュペリ

年末です。 この文章を書いているのは12月の初めですが、 良い年末を! *** アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリはフランスの作家です。あまりに長い名前と名字で、愛称はサンテックス。パイロットでもあり、飛行士は小説内にもしばしば登場します。…

文豪とホロスコープ フランス作家編その11 ジッド

アンドレ・ジッドはフランスの作家です。代表作は『狭き門』『贋金つくり』『法王庁の抜け穴』など。 ・人となり ジッドといえば、ずばり同性愛者です。言いにくいけれど、これはどうしても避けて通れない。あのオスカー・ワイルド(やっぱり同性愛者)と盟…

文豪とホロスコープ フランス作家編その10 ルルー

ガストン・ルルーはフランスの作家です。記者や秘書を経て、新聞小説が大ヒットしました。代表作は『オペラ座の怪人』、ミステリの『黄色い部屋の謎』など。 ・人となり生家は豊かな衣料品店でしたが学校を卒業する頃に両親が相次いで亡くなり、弟や妹を養っ…

文豪とホロスコープ フランス作家編その9 モーパッサン

クリスマス・イブです。 モーパッサンかあ、って感じですが。 *** ギー・ド・モーパッサンはフランスの作家です。フロベールを師匠とし、自然主義の代表とされています。代表作は『女の一生』『脂肪の塊』、ほか多数の短編など。 ・人となりフランス北部…

文豪とホロスコープ フランス作家編その8 ジュール・ヴェルヌ

ジュール・ヴェルヌはフランスの作家です。空想科学小説といわれるジャンルの始祖で、H・G・ウェルズと共に、SFの父と呼ばれています。代表作は『八十日間世界一周』『海底二万哩』『二年間の休暇』など。 ・人となり フランスのナント出身、当時港町だ…

文豪とホロスコープ フランス作家編その7 デュマ・フィス(小デュマ)

アレクサンドル・デュマ・フィスはフランスの小説家、劇作家です。同姓同名の父親と区別するため、デュマ・フィス(子)とか小デュマと呼ばれています。代表作は『椿姫』。 ・人となりアレクサンドル・デュマとお針子の女性との間の子で、最初は私生児扱いで…

文豪とホロスコープ フランス作家編その6 フロベール

ギュスターヴ・フロベールはフランスの作家です。代表作の『ボヴァリー夫人』にて作者の主観を徹底的に排するという写実主義を完成させた作家として有名です。代表作は『ボヴァリー夫人』『感情教育』『三つの物語』など。 ・人となりフランスの医者の家庭に…

文豪とホロスコープ フランス作家編その5 ボードレール

ボードレールはフランスの詩人です。近代詩人の先駆者で、退廃的・耽美的な作品が特徴。各国の詩人・作家問わずファンが多く、特に日本人はボードレール好きな人が多いような。代表作は『悪の華』、散文詩の『パリの憂鬱』など。 ・人となりフランスの中流家…

文豪とホロスコープ フランス作家編その4 デュマ・ペール(大デュマ)

アレクサンドル・デュマはフランスの劇作家です。息子のアレクサンドル・デュマと同姓同名のため、デュマ・ペール(父の意)もしくは大デュマと呼ばれます。わたしは心の中でおやっさんと呼んでいます。同様に子供の方はデュマ・フィス、小デュマと言います…

文豪とホロスコープ フランス作家編その3 ユゴー

ヴィクトル・ユゴーはフランスの詩人・劇作家・小説家です。親友であるバルザック、デュマ・ペールと共にフランスを代表する作家で、日本では『レ・ミゼラブル』がとにかく有名ですが、フランス本国では詩人としても有名らしいです。代表作は『エルナニ』『…

文豪とホロスコープ フランス作家編その2 バルザック

オノレ・ド・バルザックはフランスの小説家です。十数年にわたってパリの裏表を書いた作品群は、登場人物が千人を超える、『人間喜劇』という生涯の大作にまとめられました。代表作は『ゴリオ爺さん』『谷間の白百合』『ウージェニーグランデ』など。 ・人と…

文豪とホロスコープ フランス作家編その1 スタンダール

スタンダールはフランスの作家です。本名はアンリ・ベールで、スタンダールは無数にある筆名のうちひとつ。代表作は『赤と黒』『パルムの僧院』『恋愛論』など。 ・人となりスタンダールは弁護士の息子として生まれました。幼い頃に母親を亡くし、生涯マザー…

文豪とホロスコープ フランス作家編

12月のテーマはフランス文学についてです。 アメリカや日本よりずっと歴史が長いので大変でした(ーー;) *** フランス文学は日本やアメリカに比べて古い歴史があります。とはいえ、17世紀や18世紀は詩や劇作が中心で、小説は卑しいものとされてきた歴…

文豪とホロスコープ アメリカ作家編その11、スタインベック

2018年12月1日追記です。 メルヴィル同様、アメリカ文学の大物なので、11月中に慌てて本を読んだ結果。 *** ジョン・スタインベックはアメリカの作家です。ノーベル賞受賞作家で、アメリカ文学の巨人と呼ばれているそうです。アメリカ大恐慌時代…

文豪とホロスコープ アメリカ作家編その3、メルヴィル

2018年12月1日追記です。 アメリカ作家の重要どころで、11月中に本を読んだので追加。 *** ハーマン・メルヴィルはアメリカの作家です。様々な読み方の出来る代表作の『白鯨』は長い間、低い評価を受けていましたが、近年になって再評価されまし…

文豪とホロスコープ アメリカ作家編その12、カポーティ

トルーマン・カポーティはアメリカの作家です。作品は短・中編が多く、代表作は『ティファニーで朝食を』『冷血』など。 ・人となり 両親の離婚により孤独な少年時代を過ごし、この孤独感は短編や、後の長編の『冷血』に内包されていきます。華麗な文章で注…

文豪とホロスコープ アメリカ作家編その11、ブラッドベリ

レイ・ブラッドベリこと、レイモンド・ダグラス・ブラッドベリはアメリカの作家です。『火星年代記』などのSF作品が有名ですが、本人はSF作家と呼ばれることを嫌っていたそうです。代表作は『火星年代記』『華氏451度』など。 ・人となり1920年にイリ…

文豪とホロスコープ アメリカ作家編その10、ミッチェル

マーガレット・ミッチェルはアメリカの女性作家です。作品は『風と共に去りぬ』のわずか一作のみですが、無名の作家の作品としては異例なほどの成功だったといいます。代表作は『風と共に去りぬ』。 ・人となりミッチェルはジョージア州アトランタの出身です…

文豪とホロスコープ アメリカ作家編その9、ヘミングウェイ

アーネスト・ヘミングウェイはアメリカの作家です。アメリカ文学に疎い人でも、ヘミングウェイの名と、作品のタイトルならば知っているという大文豪です。代表作は『誰がために鐘は鳴る』『日はまた昇る』『老人と海』など。 ・人となり ヘミングウェイは高…

文豪とホロスコープ アメリカ作家編その7、フォークナー

ウィリアム・フォークナーはアメリカの作家です。日本ではややマイナーですが、フィッツジェラルドやヘミングウェイと同年代で、ノーベル賞受賞作家です。代表作は南部のヨクナパトーファという架空の州を舞台とした『八月の光』『怒りと響き』『アブサロム…

文豪とホロスコープ アメリカ作家編その7、フィッツジェラルド

フランシス・スコット・フィッツジェラルドはアメリカの作家です。ジャズ・エイジと呼ばれた1920年代から活躍し始めた、サガンや村上春樹が大好きな作家です。代表作は『グレート・ギャツビー』『楽園のこちら側』など。 ・人となり アメリカ中西部の生…

文豪とホロスコープ アメリカ作家編その6、O・ヘンリー

O・ヘンリーはアメリカの作家です。本名はウィリアム・シドニー・ポーター。長編はなく、意外な結末と示唆に富んだ優れた短編を多数残しました。代表作は『賢者の贈り物』『最後の一葉』など。 ・人となり なかなかすごい経歴の持ち主で、銀行で働いていた時…

文豪とホロスコープその5 アメリカ作家編、トウェイン

マーク・トウェインはアメリカの作家です。本名はサミュエル・ラングホーン・クレメンズで、小さい頃から憧れの職だったミシシッピ川の水先案内人の用語、安全水域を表わす「深さ二尋(マーク・トウェイン)」から取ったそうです。代表作は『トム・ソーヤー…

文豪とホロスコープ アメリカ作家編その4、オルコット

ルイーザ・メイ・オルコットはアメリカの女性作家で、著書の『若草物語』が有名です。代表作は『若草物語』シリーズ。 ・人となり オルコットは四人姉妹の次女で、姉妹の様子は『若草物語』の中にも反映されています。随分と教育熱心な家庭でしたが、小さい…

文豪とホロスコープ アメリカ作家編その2、エドガー・アラン・ポー

エドガー・アラン・ポーはアメリカの作家で、詩や怪奇小説の短編を主に書きました。代表作は『大鴉』『アッシャー家の崩壊』『黒猫』など。 ・人となり 推理小説、怪奇小説の祖で熱狂的なファンが多い人です。大ファンの一人である江戸川乱歩がペンネームと…

文豪とホロスコープ アメリカ作家編その1、ホーソン

ナサニエル・ホーソンはアメリカの作家です。ピューリタンの名門一族の出身で、代表作は『緋文字』『七破風の家』の他、短編集や児童文学なども書いています。 この『緋文字』はアメリカの古典中の古典で、アメリカでは学校の教科書にも使われたりしているそ…

文豪とホロスコープ アメリカ文学編

一ヶ月ごとに更新テーマを変えています。 先月は12星座で作家。 11月のテーマはこれ。 『アメリカ文学について』。 日本国内に比べたら知名度は低く、 イギリスやフランスに比べたら歴史は浅いですが、 (=人数が限られて書くのが楽ですが) その分、な…

魚座作家について

魚座作家はとても不思議なんですが、日本人作家がめちゃめちゃ多い。海外作家はあまりいないのに、なぜか日本人だけ。日本は魚座っぽいと言われている影響でしょうか。しかも、志賀直哉や芥川龍之介、横光利一などの大物が多いです。日本の小説は一時期、心…

蠍座作家について

蠍座作家は「謎」が好きです。推理小説や怪奇小説などに惹かれる人も多いようです。この謎には人間の心――深層心理も含まれます。夜とか生とか死とかが象徴になることも結構あります。愛ならば一途で重いほどの純愛です。特に、蠍座には恐怖や欲望という感情…

蟹座作家について

蟹座の守護星は月です。月はその人の感情、女性性、家庭環境などを表わします。そのせいか、蟹座の作家は母なるもの、自分を保護するもの、自分を形成しているもの、などに惹かれる傾向があるようです。母親や家庭、時には父親に対してコンプレックスを持っ…