2018-01-01から1年間の記事一覧
水瓶座作家は人数が多いです。現時点で210人中28人。牡牛座の倍以上います。そのためか、大物も多いです。スタンダール、ディケンズ、森鴎外、夏目漱石、サマセット・モーム、ジョイスなど。 水瓶座は未来志向で不思議ちゃんと言われますが、作家にもそ…
天秤座の作家のテーマはずばり「美」です。耽美派のワイルド、谷崎潤一郎(火星木星天秤)、江戸川乱歩あたりが代表で、他にも芸術家肌だったり、美しい文章を書く傾向にあります。ただし、完全完璧な美よりも、醜さと隣り合わせの美を好む人も多いです。ワ…
双子座は語り(テリング)の名手です。読んでいてすっと頭に入ってきて、会話文が上手く、口で話しているのを、そのまま聞いているような感じがします。芸術というより、純粋な読み物としての面白さでしょうか。純文学というよりも大衆文学です。民衆的、庶…
山羊座の作家を並べてみると、やたら貫禄があります。E・A・ポー、尾崎紅葉、菊池寛、堀辰雄、サリンジャー、三島由紀夫、ウンベルト・エーコなどなど。なるほど、その道の一流が多い。たとえ通俗小説だったり、題材が世俗的だったとしても、軽佻浮薄の娯楽…
乙女座作家を見ていて思うのは、自然が大好きだなあ、ということ。題材に自然を取り入れるのはもちろん、自然の描写が巧みだったり、重要なシーンが自然を活かして描かれることも多いなあ、と思います。たとえばゲーテ『ファウスト』の復活祭のシーンとか。…
不思議と牡牛座作家は稀少です。手元にデータのある210人中、太陽星座が牡牛なのは12人。全体の5%です。ちなみに最高値は水瓶座の28人。感覚的な牡牛座だから、文章にして書くよりも見える形にすることが得意だから?それと関連して、劇作家の多い…
射手座の作家は距離がキーワードです。旅は射手座の管轄ですが、旅行記や外国に縁が深い作家が多いです。スウィフトの『ガリバー旅行記』はその典型です。トゥェインやコンラッド、メルヴィル(月射手)など、冒険や旅に縁の深い作品が多いです。キャロル(…
獅子座作家はやっぱり華があるというか、明るい人が多いなあと思います。獅子座の守護星の太陽は太陽系の中央で、一番重力の強い星です。そのせいか、獅子座は人を惹きつけるところがある、と言われます。獅子座作家の作品は、物語そのものに引力があります…
今月はしばらく星座別作家の特徴について書いていきます。 ――――――――――――――― 牡羊座作家の特徴は素直さ。良い意味で物語の構造が単純で、わかりやすい。率直で描写が力強く、長編より短編の方が得意な傾向が強い。芥川龍之介(月金星牡羊)は短編がほとんどで…
海外編2回目です。 今度も好きな作家でやらせてもらいます。 わたしが好きな本として多分、真っ先に挙げるだろうものが『赤毛のアン』です。 あの生活感が好きなのはもちろんですが、 日常の大半を想像に費やしているアンと、わたしが似ているなあと思うか…
『月に吠えらんねえ』を読んでいてふと思ったのですが、 朔ちゃんって、理論好きだよな、と。 詩論はもちろん、性やら日本の文化や教育に関しても語っている。 以前に童話と子供について書いていたのを読んで、 よく言った!と感動したことがある。 理論が好…
お久しぶりです。 (趣味の)小説のプロット作りのため、久しぶりの更新です。 日本の作家がおおかた終わった(まだまだ残ってますが)ので、 日本以外の作家に入っていこうと思います。 とはいえ、日本に比べて世界は広いです。 英米文学、フランス文学、ド…
ホロスコープも集まってきたため、星座別に作家をまとめたページです。 なおこの場合の「星座」は太陽星座です。 今後も随時更新していきます。 牡羊座 ・二葉亭四迷(日本) ・島崎藤村(日本) ・小川未明(日本) ・佐藤春夫(日本) ・遠藤周作(日本) …
立原道造は日本の詩人です。 13才の時に自作の歌集を作ったそうですから、かなりの早熟ですね。 詩人の他に建築家としても活動していて、賞を取ったこともあります。 しかし、24才と日本文豪でも屈指の若さで急逝しました。 代表作は『萱草に寄す』『暁…
こんにちは、 しばらく右手の腱鞘炎でお休みしていました。 今年に入ってから身体の故障が多いのはなんででしょうか。 昨日、太陽が乙女座入りしましたね。 乙女座さん、おめでとうございます。向こう一ヶ月、良いことがありますよう。 というわけで、乙女座…
前に永井荷風について書いた時、いまいちどんな人かわかっていなかったので、 集英社新書の『永井荷風という生き方』(松本哉、2006年、集英社) にて、勉強してきました。 以下、永井荷風についてまとめてみました。 1、女好き? 家庭嫌い? 永井荷風…
織田作之助は日本の小説家です。通称、織田作(オダサク)。 大阪の下町情緒溢れる作品を書くことで知られています。 代表作は『夫婦善哉』『世相』『可能性の文学』など。 大阪の仕出屋が実家で、大学は三高(今の京大)。 これは当時異例のことだったそう…
中島敦は日本の小説家です。 中島敦といえば眼鏡と『山月記』。 だいたいの人が知っているのは、高校の教科書で『山月記』の作者としてと思います。 代表作は『山月記』『光と風と夢』『かめれおん日記』など。 中島敦は代々続く漢学者の家に生まれました。…
太宰治は日本の小説家です。 坂口安吾、織田作之助、石川淳らと戦後に無頼派として活躍した作家です。 日本三大文豪に挙げられることもあり、日本を代表する作家としても良いでしょう。 代表作は『走れメロス』『斜陽』『人間失格』など。 前にも書きました…
中原中也は日本の詩人です。 30才とかなり早めに亡くなりましたが、死後に再評価が進みました。 代表作の詩集は二つだけで『山羊の歌』『在りし日の歌』、他翻訳など。 詩では「サーカス」とか「汚れつちまつた悲しみに・・・」とか。 「サーカス」の「ゆ…
坂口安吾は日本の小説家です。 戦後に無頼派、新戯作派と呼ばれたグループの旗手のような人です。 小説以外にも文化評論、随筆、推理小説、忍者活劇ものと幅広く書いています。 代表作の『堕落論』も文化評論で、 「人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要…
堀辰雄は日本の小説家・詩人です。 代表作の『風立ちぬ』は、2013年公開のジブリ映画でちょっと有名になりました。 あれからもう5年か・・・ 代表作は『聖家族』『風立ちぬ』『菜穂子』など。 東京出身で、妾腹という複雑な出生をしています。 学生時代…
小林多喜二は日本の小説家です。 プロレタリア文学の代表として、著書の『蟹工船』がよく知られています。 代表作は『蟹工船』『一九二八年三月十五日』など。 秋田県の出身で、北海道の小樽で育ちました。 実家の貧しさや身近に酷使される労働者を見たこと…
中野重治は日本の詩人、小説家です。プロレタリア文学者としてがとくに有名で、 戦後は参議院議員をやっていたこともありました。代表作は『歌のわかれ』『梨の花』など。 福井県出身で、学生時代、関東大震災で金沢に避難していた室生犀星に弟子入りしまし…
昨日、『痴人の愛』を読み終わりました。 もっと早く読んでも良かったかもしれない。 『痴人の愛』とは色々と谷崎潤一郎の作品です。 ひと言で言えば、「冴えない中年がナオミという小悪魔な少女の奴隷になる話」。 ドM作家の谷崎氏のドMさがよく出ている作…
なんか受験対策本みたいなタイトルをつけましたが、 ホロスコープを見た人数も増えてきたので、 ここらでひとつ、日本文豪についてまとめてみたいと思います。 データのみなら50人以上集まっているので、 眺めていると、おおまかに傾向みたいなのが出てき…
梶井基次郎は日本の小説家です。 31才で亡くなったため、作品数は少ないですが、個性の強い作品が多いです。 「桜の木の下には死体が埋まっている!」(『櫻の樹の下には』) という言葉は有名ですね。 代表作は『檸檬』『櫻の樹の下には』『Kの昇天』など…
三好達治は日本の詩人です。 代表作は『測量船』『駱駝の瘤にまたがって』など。 大阪出身で、幼少期は病弱だったそうです。 陸軍士官学校に入りますが、北海道まで大脱走して退学。 その後、三高(京大)から帝国大学に進みます。 たしかこの辺りで萩原朔太…
川端康成は日本の小説家です。 日本人の文学者で初のノーベル賞を受賞した作家でもあります。 代表作は『伊豆の踊子』『雪国』など。 川端氏は自伝や随筆も多く残していて、 経歴やエピソードがWikipedia等にこれでもかというほどに載っているので、 興味深…
横光利一は日本の小説家です。 本名はとしかずですが、作家としてはりいちと読みます。 独特の表現を使うことから新感覚派と呼ばれ、特に戦前の日本を支えた文豪です。 代表作は『蝿』『日輪』『機械』など。 新感覚派というのは、一例をあげると、 「特別急…